RB代表「裕毅には、まだまだ多くの可能性がある。彼はとんでもない軌道に乗るだろう」 | 北海熊の独り言

RB代表「裕毅には、まだまだ多くの可能性がある。彼はとんでもない軌道に乗るだろう」

RBフォーミュラ1を牽引する角田裕毅についてローラン・メキーズ代表は、「トップドライバーの仲間入り」を果たした今シーズンの活躍にも関わらず、更なるポテンシャルがあると信じており、それを引き出すという責任感を強く感じているという。

 

アルファタウリ改め、RBあるいはVCARBとして再出発を果たしたファエンツァのチームはカナダまでの9戦を終えて28ポイントを獲得。コンストラクターズ・チャンピオンシップで6位につけている。

 

これは昨年の年間獲得ポイントより3ポイント多く、7位につけるハースの4倍に相当することからも分かるように、他の中団チームから頭一つ飛び抜けた競争力を発揮していることを意味する。

 

さらには、最新鋭の設備と大規模なリソースを持つアストンマーチンに30点差と、昨年末を以て去った元チーム代表、フランツ・トストの悲願であったランキング5位に手が届きそうな勢いだ。

 

この活躍を牽引するのはF1での4シーズン目を迎えた角田裕毅だ。

 

オーストラリアでの第3戦以降、角田裕毅は中国とカナダを除いてトップ10フィニッシュを積み重ねており、チームの獲得ポイントの約7割を稼ぎ出している。

 

レッドブルは2025年のマックス・フェルスタッペンのチームメイトにセルジオ・ペレスを選んだが、将来的なシニアチーム昇格の可能性は完全に排除されたわけではなく、メキーズは角田裕毅の更なる可能性を信じている。

 

F1公式サイトとのインタビューの中でメキーズは、角田裕毅の今季の躍進について「トップドライバーの仲間入り」を意味するものだとしたが、彼の器はそれに収まることはないと主張する。

 

「今、我々を眠らせなくしているものは何かを問われれば、それはユーキが更なるステップアップを果たせるような適切な環境を整えなければならないという責任感だ」とメキーズは語る。

 

「これが最後のステップだなんて、誰が言えるだろうか? 我々はそうは思っていない。まだまだ多くの可能性があると考えているし、そうなれば彼はとんでもない軌道に乗るだろう」

 

「だから我々には、彼が正しいマインドセット、正しい精神、そして正しい環境で成長し続けられるようにする責任がある」