【WEC】FP2でクラッシュの12号車ポルシェ963、飛行場で代替シャシーのシェイクダウン完了 | 北海熊の独り言

【WEC】FP2でクラッシュの12号車ポルシェ963、飛行場で代替シャシーのシェイクダウン完了

ハーツ・チーム・JOTAは、水曜日の夜の練習走行でカラム・アイロットがクラッシュしたことを受け、大規模な再構築とシャーシ交換を行った後、ルマンの飛行場で12号車ポルシェ963のシェイクダウン走行を完了した。

 アイロットは、金曜日に割り当てられた30分間の走行のために、12号車のコックピットに戻った。この走行のために、JOTAはサルト・サーキットに隣接する飛行場で14日20時から走行する許可を得ていた。

 アイロットが12日水曜日の夜のフリープラクティス2で森のエスでウォールにヒットした後、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツから提供された交換用シャーシが、木曜日にル・マンに到着した。

 アイロット、ウィル・スティーブンス、ノルマン・ナトで構成される12号車のクルーは、修理が続く中、13日に行われた3回目と4回目のプラクティスおよびハイパーポールを欠場していた。

 

【ピットガレージで組み立てられる12号車ポルシェ963(ハーツ・チーム・JOTA)】

 

 その後、金曜日の午後にガレージでエンジンをかけ、シェイクダウン走行のために飛行場に運ばれた。

「クルマに戻ることができて、とても気分がいい。路面は少し濡れていたし、もちろんゆっくりと慣れていかなければならなかったが」とアイロットは語った。

「シェイクダウンは短いが、このマシンで少し走行し、システムをチェックできたのは素晴らしいことだ」

「クルマが走っているなんて信じられない。ここまで来られたチームの英雄的な仕事に心から感謝し、誇りに思う」

「すべてが順調で、見た目も良く、走行準備は万端だと思う。ウィルがウォームアップで指揮を執り、コース上で良い感触が得られるようにする。そこから様子を見よう」

「チームの決意とチームスピリットに心から感謝する。謙虚な気持ちになるし、このファミリーの一員であることをとても誇りに思う」

 

【モノコックを交換して“復活”した12号車ポルシェ963(ハーツ・チーム・JOTA)】

【ル・マン・アルナージュ空港でシェイクダウンを実施したハーツ・チーム・JOTAの12号車ポルシェ963】

【12号車ポルシェ963(ウィル・スティーブンス/ノルマン・ナト/カラム・アイロット組)は8番手から決勝をスタートする】