ウィリアムズF1代表、サインツの加入を熱望「私が彼なら、決めるのは簡単なんだけどね」 | 北海熊の独り言

ウィリアムズF1代表、サインツの加入を熱望「私が彼なら、決めるのは簡単なんだけどね」

ウイリアムズのチーム代表であるジェームス・ボウルズは、今季限りでフェラーリを離れることが決まっているカルロス・サインツJr.と交渉していることを認め、「ふたりのワールドクラスのドライバーをチームに揃えたい」と語った。

 

ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍を決めたことにより、同チームのシートを失うことになったサインツJr.。その後、複数のチームが移籍先の候補として取り沙汰されたが、結局今に至るまで、サインツJr.の移籍先は決まらずに至っている。

 

有力候補のひとつとも言われていたレッドブルも、セルジオ・ペレスとの契約を2年延長したことを発表。現在のトップチームのシートを手にする可能性は、ほぼ潰えたと言っていいだろう。

 

 そんな中ウイリアムズのボウルズ代表は、サインツJr.と契約できることを心から望んでいると語った。

 

 なぜサインツJr.を獲得したいのか? そう尋ねられたボウルズ代表は、次のように語った。

 

「なぜウイリアムズに? その質問にお答えしようではないか」

 

 

「私がここにいるのには理由がある。今のウイリアムズは、3年前のウイリアムズとは違うのだ。そしてカルロスと話をしているという事実自体が、我々のアプローチが変わったということを示している」

 

「我々は今後、ふたりのワールドクラスのドライバーを、チームの一員にしたいと考えている。私たちがここにいて、真剣に取り組んでいることを世界に知ってもらいたい。我々は、トップに戻るために必要な投資をしているんだ」

 

「我々は2026年、最高のパワーユニットのひとつ……いや最高のパワーユニットを搭載する予定だ。そしてもうすぐ発表できる予定だが、これまで12ヵ月かけて集めてきた、他のチームからやってくる約30人の素晴らしい人材が我々の組織に加わる」

 

「世界は変化している。そしてカルロスのような人物は、我々がどこにいるかという全体像において、非常に重要な存在になるだろう」

 

「ただ、ここに来るかどうかは、彼が選択できることだ。それは彼の選択なのだ」

 

 サインツJr.を説得できると思うか? そう尋ねられたボウルズ代表は次のように語った。

 

「それはお答えするのが難しいね。彼は我々の強みを、全て理解していると思う」

 

「私はウイリアムズのシャツを着ているから、それを言うのは簡単だ。ここに来るのは、簡単な決断だと思うよ。でも、そうするかどうかは、彼が自分で決めなければいけない」