【WEC】チームWRT、ル・マン24時間だけのスペシャルリバリーを公開 | 北海熊の独り言

【WEC】チームWRT、ル・マン24時間だけのスペシャルリバリーを公開

WEC世界耐久選手権のLMGT3クラスに参戦しているチームWRTは、6月のル・マン24時間レースに出場するBMW M4 GT3ペアの特別なワンオフカラーを発表した。

 31号車と46号車それぞれのBMW M4 GT3は、シーズンの序盤3戦で使用されたカラーリングとは大きく異なるリバリーで第92回ル・マン24時間レースに向かう。2台のBMWは、引き続き異なるカラースキームをまとうが、デザインとしては類似したものとなった。

 このマシンカラーリングは、WRTのスポーティング・ディレクターであるピエール・デュドネがドライブし、1977年のル・マンでクラス優勝を飾ったルイージ“UFO”BMW 3.0 CSLからインスピレーションを得ている。

 歴史的なつながりは、ダレン・レオン、ショーン・ゲラエル、アウグスト・ファーフスがシートをシェアする31号車でもっとも明確に見ることができる。これは同車がイモラでBMWのWEC初優勝を飾ったときの赤と白を基調とした外観を維持するためだ。

 一方、9度のワールドチャンピオンである二輪界の“レジェンド”バレンティーノ・ロッシが、ル・マンでのデビュー戦でドライブすることになる46号車は配色を大胆に変更。カタールとイモラ、スパ・フランコルシャンでマシンを飾ったブラックとホワイトのデザインは、ロッシが着用するヘルメットのデザインに見られるブルー、ホワイト、ネオンイエローに変更され、姉妹車と同じ“UFO”ルックには一部にアレンジが加えられている。

 ロッシはブロンズ・ドライバーのアハマド・アル・ハーティ、同じくBMWファクトリードライバーのマキシム・マルタンとこのクルマをシェアする。また、46号車はル・マンの市街地で行われる公開車検後の公道パレードに参加する予定だ。