アレクサンダー・アルボン「2026年F1エンジン規則でメルセデスPUはトップに立つ」 | 北海熊の独り言

アレクサンダー・アルボン「2026年F1エンジン規則でメルセデスPUはトップに立つ」

アレクサンダー・アルボンは、2026年に新しいエンジン規則が施行された際に、メルセデスがF1パワーユニットでトップに立つことを支持している。

28歳のアルボンは、新しいパワーユニットのルールに関してライバルよりも「一歩先んじる」というメルセデスの歴史も確認しており、それがウィリアムズ・レーシングとの契約を更新する決断を下す要因の一つとなった。この契約延長により、アルボンは新しいレギュレーションの時代もウィリアムズに所属することになる。

ウィリアムズは、F1のハイブリッドパワーユニット時代が始まった2014年にメルセデスのカスタマーとなった。この関係は、チームがコンストラクターズ選手権で3位を連続獲得し、このルールサイクルの最初の2年間で13回の表彰台を獲得するのに貢献した。

 

「間違いなくそうだ」とアルボンはメルセデス製パワーユニットがウィリアムズとの契約延長を決めた要因だったかどうかについて Total-Motorsport に語った。

「メルセデスは、こうしたレギュレーション変更に関して、ライバルよりも常に一歩先を行っているように思う。他のチームがいい仕事をしないと言っているわけではないけどね」

「少なくとも、それは安全な賭けだと思う。おそらく他のミッドフィールドチームで新しいPUを導入するチームを見ると、彼らはすぐに走り出せるように多額の資金を投入するだろうと確信している」

 

「同時に、2026年になっても、ウィリアムズはまだ構築段階にあると思う。もちろん、その年には最高の状態で臨みたいけど、まだ間に合わなくても、強力なパワーユニットが僕たちを支えてくれるだろう」

 

 

アルボンはすでに2025年のウィリアムズとの契約を結んでいたが、今回の契約によりパートナーシップはさらに延長される。しかし、オフシーズンには、2度の表彰台フィニッシャーであるアルボンが移籍の噂で持ちきりだった。

フェラーリ移籍の噂は、2月にルイス・ハミルトンが電撃的に発表したことで立ち消えとなったが、メルセデスとレッドブルは、タイ系イギリス人ドライバーにとって依然として有力な選択肢として残されていた。

 

それにもかかわらず、グリッドの上位に戻ることは実現せず、アルボンはウィリアムズでの長期プロジェクトに腰を落ち着けることを選んだ。

 

「自分がどこに行きたいかを選ぶために、いくつかの選択肢がテーブルの上にあった」とアルボンは説明した。「結局、ウィリアムズのルート、まず自分が知っている道だったように感じた。僕はもう何年もここにいるし、信じている道でもある」

「ドライバー市場は毎週のように変化している。僕がウィリアムズと契約した時も毎週のように変化していた。1年が経過するにつれ、状況はより複雑になっていったけど、僕はチーム、プロジェクト、そしてこの旅を信じていたし、ジェームス・ボウルズも常に僕たちがいる場所について思い出させてくれたので、ある意味でこの自然な決断につながったのだと思う」