レッドブルF1、間の悪いタイミングでの「オコン アルピーヌ離脱」発表に皮肉 | 北海熊の独り言

レッドブルF1、間の悪いタイミングでの「オコン アルピーヌ離脱」発表に皮肉

レッドブル・レーシングがソーシャルメディアで「乞うご期待」と予告して発表を盛り上げようとしていた翌日、アルピーヌF1チームがエステバン・オコンの離脱を発表。間の悪いタイミングにレッドブルはジョークを飛ばした。

これまでにないシリーシーズンとなった今年、F1ドライバーの移籍市場と2025年の確定は、すでに1月から始まっていた。

シャルル・ルクレールとランド・ノリスがそれぞれのチームで長期契約を続けるというシンプルな発表から始まり、ルイス・ハミルトンのフェラーリへの電撃移籍、そしてそれと連動したカルロス・サインツJr.の退団へと移った。

これに続いて、フェルナンド・アロンソがアストンマーティン、アレクサンダー・アルボンがウィリアムズとの契約を延長し、ニコ・ヒュルケンベルグがアウディに移籍した。

しかし、多くのF1ファンがレッドブルの動向を待ち望んでいる。マックス・フェルスタッペンはメルセデスに移籍するのか?セルジオ・ペレスはもう一シーズン残るのか?そして、どちらかのシートが変わるとしたら、サインツ、ダニエル・リカルド、それとも角田裕毅のどれがシートに就くのか?

レッドブルは日曜の夜に「乞うご期待」というメッセージを出して発表を予告した。

 

 

F1界がレッドブルからのニュースを待っていると「エステバン・オコンとアルピーヌは、2024年のF1シーズン終了後に別々の道を歩むことで合意した」ことが発表された。

誰も予想していなかった発表だったが、レッドブルはスレッド上で短い声明を発表し、笑いを誘った。

「アルピーヌF1が我々の同意なしにエステバン・オコンに関する声明を発表し、我々の『乞うご期待』という発表に関して乱暴な憶測を引き起こしたと理解している。

これは、オスカー・ピアストリが2022年にマクラーレンに移籍する前に投稿した「僕の同意なしにアルピーヌF1がプレスリリースを出した」というツイートをもじったものだ。

◼️レッドブルにはエステバン・オコンの居場所はない


レッドブルの「乞うご期待」というメッセージは、オコンに関するものではないと言って間違いないだろう。エステバン・オコンがレッドブルの計画に組み込まれる可能性は極めて低く、ペレスは再契約間近と言われている。

オコンは自身の将来について思いを綴っている。

「近いうちに計画を発表するけど、その間、僕はこのチームのために成果を出し、残りのシーズンを成功させることに全力を注いでいる」とオコンはアルピーヌの声明で述べた。

エステバン・オコンはメルセデスのジュニアドライバーであり、現在もトト・ヴォルグのマネジメント下にあるが、メルセデスはアンドレア・キミ・アントネッリに傾いていると報じられており、オコンにはグリッドの最前列付近で選択肢がない状態となっている。

2025年のF1でオコンが向かう先として最も可能性が高いのは、ハース、アウディ、ウィリアムズだ。

アルピーヌに関しては、リザーブドライバーのジャック・ドゥーハンがオコンの後任候補であり、シーズン後半のFP1に出場することが期待されている。