アルピーヌF1、エステバン・オコンの今シーズン限りでの離脱を発表 | 北海熊の独り言

アルピーヌF1、エステバン・オコンの今シーズン限りでの離脱を発表

6月3日(月)、BWTアルピーヌF1チームは、今シーズン限りでエステバン・オコンがチームを離れることを発表した。

 現在27歳のオコンは2016年にマノーからF1にデビューし、フォースインディア/レーシングポイント、ルノーに在籍。2021年よりルノーはアルピーヌへとリブランドしてF1への参戦を続け、オコンはルノー/アルピーヌとともに今年で5年目のシーズンを迎えていた。

 今年はマシンのパフォーマンスが低迷していることもあり、オコンもチームメイトのピエール・ガスリーも苦戦が続いている。第8戦モナコGPを終えた時点で、オコンの入賞は第6戦マイアミGPでの1回のみだ。

 アルピーヌを離れることが決まったオコンは、次のようにコメントを発表した。

「F1のこのチームでレースをすることは、僕の人生にとって重要な期間だった。フルタイムのレーシングドライバーとしてここに来て5年になるが、僕のプロとしてのキャリアは10代の頃にエンストンで始まった。だから、ここはいつも僕にとって特別な場所だ」

「素晴らしい瞬間もあれば、厳しい瞬間も一緒に過ごしてきた。こうした思い出深い時間について、チームのみんなには本当に感謝している」

「近いうちに自分の計画を発表するつもりだが、それまではこのチームのためにコース上で結果を出し、残りのシーズンを成功させることに集中する」

 ブルーノ・ファミン代表は、オコンの貢献に感謝を述べ、今年の残りのレースで結果を出すために仕事を続けていくと述べた。

「まず最初に、エステバンのこの5年間のチームへの献身に感謝したい。我々は何度か素晴らしい瞬間をともに祝うことができた。そのなかでベストなものは、2021年のハンガリーGPでの忘れられない優勝だ」

「2024年はまだ16レースが残っていて、チームとして辛抱強く仕事を続け、トラック上で最高の結果を出すという明確な目標がある。エステバンのドライビングキャリアが次の章に進むとき、うまくいくことを願っている」