ケビン・マグヌッセン DNF「事故が僕のせいだとは思わない。僕はウォールに押し込まれたんだ」 | 北海熊の独り言

ケビン・マグヌッセン DNF「事故が僕のせいだとは思わない。僕はウォールに押し込まれたんだ」

2024年F1第8戦モナコGPの決勝レースが行われ、ハースのケビン・マグヌッセンはリタイアでレースを終えた。

 

ハースのマグヌッセンとヒュルケンベルグは、予選後の検査でリヤウイングに違反が見つかったため失格となったが、ふたりともフリー走行で十分なタイムを残していたため決勝レースへの出走は認められた。しかしスタート直後、セルジオ・ペレス(レッドブル)とマグヌッセンが接触し、ヒュルケンベルグはそれに巻き込まれ、ハースは2台ともにリタイアとなった。

 

「ターン1を立ち上がってターン3へ向かう途中で、僕の前輪が(セルジオ・)ペレスの後輪に並ぶかたちになっていた。彼はウォールの方へクルマを寄せ、そこはウォールがわずかに左にカーブしているところだったから、僕にはもう行き場がなかった。僕から見ると、彼は壁との間にスペースを空けてくれなかった。ルールではスペースを空けなければならない。でも、彼はそうしなかった」

 

「彼がこっちを見ていたかどうかは分からない。今となっては、ただブレーキを踏んでいればよかったと思う。だけど、もしブレーキを踏んだら、後ろにも人がいる。こっちも急にその場から姿を消すことはできないから、ウォールと彼のクルマを同時にヒットして、クラッシュしたんだ。誰とレースをしていても、自分が壁に押し込まれるようなことはないと信じるしかない。僕は彼が僕をウォールに押し込もうとはしないと信じていた。だから彼は、あんなことはすべきじゃなかったと思う」

 

「とても悔しいし、こういうクラッシュはチームにとっても高くつく。スペアパーツを消費して、新たにパーツを作らなければならないし、あれこれと余計な作業が増えることになる。最悪だよ」

 

この事故についてスチュワードは調査を行わないことを決定し、マグヌッセンは出場停止とはならなかった。現在、12ポイントのペナルティポイントまであと2ポイントとなっている。

「僕のせいだとは思えない。僕はウォールに押し込まれたんだ」とマグヌッセンは語った。

「彼は2台分のスペースを空けていなかった。十分にスペースはあった。少し左に寄ればよかっただけで、イン側には誰もいなかった。だから、なぜ彼が僕をウォールに押し込む必要があったのかわからない」