マックス・フェルスタッペン、やられたらやり返す…観客に「中指を突き立てた」 | 北海熊の独り言

マックス・フェルスタッペン、やられたらやり返す…観客に「中指を突き立てた」

昨年末のアブダビGPから数えて、アイルトン・セナに並ぶ歴代最多となる8連続ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、予選中に観客から受けた侮辱的な扱いに対し「中指を突き立て」これに応戦したと明かした。

 

フェラーリの熱狂的ファン、ティフォシが見守る中、スクーデリアの2人のドライバーはF1エミリア・ロマーニャGPでポールポジション争いに絡めず、オスカー・ピアストリとランド・ノリスがフェルスタッペンに次ぐファステストを刻んだ。

 

予選後、カート時代にイタリアでレースをしてきたフェルスタッペンとノリスに対してティフォシとの関係についての質問が飛んだ。

 

フェルスタッペンは「率直に言って素晴らしい関係だよ」と前置きした上で、「ピットレーンを走行していた」際に観客の一人から受けた失礼な扱いに関する「面白い話」を披露した。

 

「たくさんの人が拍手をしてくれていたんだけど、一人だけ(男)が僕に違うことをしていたから中指を突き立てたんだ。すると、次に来た時に彼は拍手をしていてね。つまり、学んだってわけさ」

 

「ドライバーに対して不愉快な事をするのは簡単だけど、僕だって同じ様に不愉快な事をできるんだって話だよ!彼が離れた場所にいたのは幸いだったね。彼も理解してくれたみたいだし良かったよ」

 

「でもね、ここにいるファンは基本的に誰もが凄く情熱的で、モータースポーツを愛している人たちなんだ。もちろんフェラーリの応援が多いけど、それは全く問題ない。彼らには大勢のファンがいるからね。僕らが育ったカートを含めてイタリアの人はモータースポーツが大好きで、ホント最高だよ」

 

 

よほど目立っていたのだろう。ピアストリとノリスも同じ人物を目撃したようだ。

 

「多分、僕も同じ人を見たと思う。僕には中指を立ててなかったけど、、親指を下に向けてたね!」とピアストリは笑う。

 

「どんなスポーツでも、相手にちょっとしたケチをつけるのは楽しいものだし、そういうのもスポーツの一部だとも思う。もちろん、限度ってものがあるけどね」

 

「例えばサッカーなんかは、ライバルチーム同士双方が常に情熱をむき出しにしてるけど、(F1で言えば)僕はフェラーリのファンが情熱的なファンの典型だと思うんだ」

 

「彼らは今週末、熱狂的に歓迎してくれている。こういうファンこそ、僕らがF1で愛してやまないファンなんだと思う」

 

「僕にとっては、ここでレースをするのは今回が初めてだけど、モンツァに関して言えば、あそこは決して僕のお気に入りのコースではないんだけど、好きな週末のひとつなんだ。ファンのおかげでね」

 

「彼らは誰一人として僕のことを応援してくれず、フェラーリを応援しているわけだけど、ああいうイベントに参加できるのは本当に特別なんだ」

 

フェルスタッペンとピアストリに否定的なジェスチャーを採った例の人物についてノリスは「僕も同じ人を見かけた。彼は僕の味方なんだよ多分!」と付け加えた。