マクラーレンF1代表、オスカー・ピアストリのスピードとプロ意識を称賛 | 北海熊の独り言

マクラーレンF1代表、オスカー・ピアストリのスピードとプロ意識を称賛

マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、F1マイアミGPで不運なレース結果に終わったものの、オスカー・ピアストリが見せたスピードとプロフェッショナリズムを称賛した。

ピアストリはセルジオ・ペレスがターン1への飛び込みに失敗したのを利用してレッドブル勢とカルロス・サインツを抜き去り、シャルル・ルクレールのフェラーリもオーバーテイクして2番手を浮上。

 

第1スティントでそのポジションを保ったピアストリだが、ルクレールが彼をアンダーカットし、セーフティカー期間にピットインしたチームメイトのランド・ノリスが前に飛び出した。

サインツとのスリリングな争いはピアストリにとって惨事となり、ダメージを負ってピットに戻らなければならなくなった。

 

しかし、ステラはピアストリがこの週末から貴重な知見を得たと考えており、予選でのノリスとの10分の1の差が、2人のアップグレードの差よりも小さかったことを挙げた。

オスカー・ピアトリがノリスの勝利にどう対処したかを尋ねられたステラは「オスカーはこの週末から、ドライバーとしての強みをより意識するようになったと思う」と答えた。

「彼が1周でどれだけ速いかは、すでに分かっていたことだ。彼がフルパッケージを持っていなかったことを考えてみよう」

「そして、オスカーにはきちんと敬意を表したい。予選でのランドとの差は、彼が持っていたパッケージの差よりも小さかった」

「彼は、ソフトタイヤを履く他のドライバーと同じように、非常に難しいコンディションのなかで、1周にわたって力強い走りを見せてくれた」

ピアストリはロングランでノリスのラップタイムに及ばなかったが、彼のレースマネジメントが以前のレースに比べて向上したとステラは見ている。

「レース中の彼のパフォーマンスは、今回もとても強かった」とステラは続けた。

「ランドはこの前、とてもいいことを言っていた。オスカーがフェラーリをオーバーテイクしているのを見て、『ワオ、今日は実際にそこにいるんだ』と感じたそうだ」

「だから、それはランド自身にとっても大きな収穫だった。オスカーは最初のスティントで強いペースをキープできた。だから、特にレースペースに関しては日本や中国を見て我々が改善したいと思っていたものだ。だから私にとって、彼はとても強い場所にいる」

 

 

ステラはまた、アップグレードされたMCL38をすべて搭載したノリスと比べ、マクラーレンがもたらしたアップデートの半分を受け取ると言われたピアストリがどのように対応したかを称賛した。

「彼はまた、チームプレーヤーとしての強さを改めて証明したレースでもあった」とステラは付け加えた。

「というのも、私が彼に『オスカー、サイドポッドとフロアをランドに譲る』と言ったとき、彼は心の底では決して幸せではなかった」

「しかし、どの時点においても、彼はこの決断を難しくしなかった。どの時点でも『でも、なぜ?』と言うようなことはなかった」

「彼はその理由を理解していたし、オスカーを取り巻くすべての側近と同じように、すぐに協力的だった」

「だから、彼は多くのポジティブな結果を残したと思う。カルロスとの衝突は、実際のところ、ちょっと… カルロスはブレーキングが少し遅れて、オーバーステア気味にオスカーと接触してした。あれは本当にレーシングインシデントだったと思うし、オスカーが成し遂げた週末の成果を損なうものではなかった」