ダニエル・リカルド、HuluのF1番組のエグゼクティブプロデューサーに就任 | 北海熊の独り言

ダニエル・リカルド、HuluのF1番組のエグゼクティブプロデューサーに就任

ダニエル・リカルドが、ディズニーのストリーミングサービス『Hulu(フールー)』で放送されるF1をテーマにした新しいテレビ番組のエグゼクティブ・プロデューサーとして契約を結んだ。

ビザ・キャッシュアップRBドライバーであるリカルドは、芸能界に進出した最新のF1関係者であり、ルイス・ハミルトンは、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと『トップガン:マーベリック』を手かけたジョセフ・コシンスキー監督がタッグを組んだブラッド・ピット主演の新作F1映画で活躍している。

 

ハミルトンが参加するこの映画は、映画俳優組合のストライキによる一時的な中断を挟みつつも、この1年間、いくつかの週末レースでF1パドックでの映像撮影が行われてきた。公開は2025年夏を予定している。

リカルドのプロジェクトはそれほど大きな予算はかけられていないが、相続人が管理する家族経営の自動車レーシングチームの変動する運命を描いたコメディになる予定だ。現在の仮タイトルは『Downforce』だという。

米芸能専門誌Hollywood Reporterによると、同番組の脚本は、ハイテクベンチャー企業の世界を描いて成功を収めた『Silicon Valley』を手がけたアレック・バーグとアダム・カウンティが担当する。

バーグは以前、『となりのサインフェルド』、『Curb Your Enthusiasm』、深夜トーク番組『Late Night with Conan O'Brien』の脚本家でもあった。

ハリウッドのエンターテインメント業界の常として、『Downforce』はパイロット版のみの初回オーダーで、その後フルシーズンでの放送が期待されている。

 

 

ダニエル・リカルドがこの番組で何をするのかは現時点では不明で、詳細も明らかになっていないが、おそらく今週後半のエミリア・ロマーニャGPのメディア出演中にそれについて質問されることになるだろう。

リカルドとハミルトンだけでなく、ハースの元チーム代表であるギュンター・シュタイナーもまた、アメリカの放送局『CBS』で企画されている番組のエグゼクティブプロデューサーになることを打診されている。

シュタイナー自身、NetflixのF1ドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive』に出演したことで、F1の舞台裏から世界的なスターへと上り詰めた。

この番組は現在、第7シリーズに向けてパドックでの撮影を再開しており、F1 CEOのステファノ・ドメニカリは、最新シーズンがストリーミングサービスにとって大きなヒットとなったことを認めている。

「Drive to Surviveのシーズン6は2月23日に初放送された」とドメニカリは今週、投資家たちに語った。「40以上の市場でネットフリックスのトップ10に入った」


「台本なしのコンテンツと比較した場合、完了率(プラットフォーム上でシリーズを視聴した人の数)が最も高い状態が続いている」