レッドブルF1首脳、ニューウェイの移籍先に関して意味深発言「本命は赤ではない。緑のような色」 | 北海熊の独り言

レッドブルF1首脳、ニューウェイの移籍先に関して意味深発言「本命は赤ではない。緑のような色」

レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコ博士が、退団を発表した〝天才マシンデザイナー〟のエイドリアン・ニューウェイの移籍先に関して意味深な発言をした。

 ニューウェイは2025年の第1四半期で正式に退団が決まり、早ければ来季から他チームへの移籍が可能となる。名門フェラーリを中心に激しい争奪戦が展開される中で、盟友のマルコが注目発言を行った。

 英メディア「トータルモータースポーツ」はニューウェイの争奪戦について「フェラーリとの強い結びつきがあり、マイアミGPの前にはフレッド・バスール代表と会談して契約に関する話し合いを行ったとの報道もあった。また、アストンマーティンとウィリアムズも彼との契約に熱心だ」と状況を説明。そうした点を踏まえて、マルコのニューウェイの去就に関するコメントを伝えた。

「将来、ニューウェイは何色に見えることになるだろうかね。〝赤〟は〝濃い青〟とともに少し調和しないように思えるね。しかし〝緑のような色〟は素晴らしく、それがあれば何でも可能になると思うよ」とマルコは言及した。同メディアは、これはチームカラーを示した比喩と指摘。本命視される〝赤〟のフェラーリや、古巣にあたる〝濃い青〟のウィリアムズではなく、〝緑のような色〟のアストンマーティンこそが最有力候補だというわけだ。

 アストンマーティンのオーナーであるローレンス・ストロールはすでに巨額オファーをしているとも伝えられており、さらに同メディアは「以前、ニューウェイはフェルナンド・アロンソのためにマシンをデザインしなかったことはF1における最大の後悔の一つであると述べている」とニューウェイ氏がレジェンドのアロンソとの共闘を望んでいると指摘する。

 そしてアロンソもマイアミGP前にニューウェイについて「人生で一度は彼と一緒に仕事をしたいとずっと思っていた。私は彼をとても尊敬している。私は彼のことを、おそらくF1史上最高のレジェンドだと考えている」と熱烈ラブコールを送っており、相思相愛と強調した。

 ニューウェイがアストンマーティンに電撃移籍するのか。2026年からホンダとタッグと組むことが決まっており、今後の動向に注目が集まりそうだ。