【WEC】大クラッシュのポルシェ911、シャシー交換。ドライバーのマリキンは決勝出走可能との診断
ポルシェ911 GT3 Rを駆り予選ハイパーポールで大クラッシュを喫したLMGT3ポイントリーダーのアレクサンダー・マリキンは、5月11日のWEC世界耐久選手権第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースへの出場が医学的に許可されており、マンタイ・ピュアレクシングは代替シャーシを使用してマシンの修復に取り組んでいる。
92号車ポルシェ911 GT3 Rを運転していたマリキンは、10日午後のLMGT3ハイパーポールセッション中にラディヨンで大クラッシュを喫した。
この衝撃でマシンは後部に大きなダメージを負い、足の痛みを訴えたマリキンは検査のため現場の医療センターに運ばれた。
RED FLAG - Huge incident for #92 on Raidillon.
— FIA World Endurance Championship (@FIAWEC) May 10, 2024
Driver is safe and will undergo medical checks at the hospital, as per normal procedure.#WEC #6HSpa pic.twitter.com/foRahXusaI
マンタイは金曜夜にソーシャルメディアで発表した声明を通じて、マリキンに第3戦決勝への出場許可が与えられたことを認めている。
同じ投稿でチームは「マンタイ・ピュアレクシングはマシンを再構築中であり、スパ6時間レースには (92号車と合わせて)2台のマシンが出場できることを期待している」と述べた。
またチームの広報担当者はSportscar365に対し、チームがさまざまなスペアパーツとともに交換用のシャーシを調達して使用し、92号車を土曜日のレースに向けて準備していると認めた。
マンタイの本拠地は、ドイツ・ニュルブルクリンク近くのアイフェルの町ムウスパトにあり、スパ・フランコルシャンからはクルマで90分ほどのところに位置している。
92号車ポルシェはクラッシュ当時、まだラップタイムを計測していなかった。車両の準備が間に合った際には、現在発表されている暫定スターティンググリッド表において、マリキン/ジョエル・シュトゥルム/クラウス・バハラー組はLMGT3クラスの8番手からレースをスタートすることになっている。
【92号車ポルシェ911 GT3 Rのブロンズドライバー、アレクサンダー・マリキン】
The No. 92 was involved in a crash during Hyperpole. Driver Alex Malykhin is doing well considering the circumstances and has been medically cleared to race. Our team is rebuilding the #MantheyPureRxcing car and we are hopeful to enter two cars for the @FIAWEC 6 Hours of Spa 🙏 pic.twitter.com/apgUSAjKna
— Manthey (@manthey_racing) May 10, 2024
The #MantheyPureRxcing No. 92 is back! Our amazing crew rebuilt the #Porsche #911GT3R during the night and got the car back up and running 👏 pic.twitter.com/cwuKkBB77W
— Manthey (@manthey_racing) May 11, 2024