ケビン・マグヌッセン流の戦術へのペナルティ見直しを求める声 | 北海熊の独り言

ケビン・マグヌッセン流の戦術へのペナルティ見直しを求める声

ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、F1マイアミGPのひどい週末の後、出場停止処分の危機にさらされているが、F1は方針変更を迫られている。

上海で発症したウイルスから回復する間もなくマイアミに到着したマグヌッセンは、スプリントレースでのドライビングが 「スポーツマンシップに反する行為 」として非難された。

 

2025年の契約がまだ決まっていないマグヌッセンは、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグのポイント獲得圏内を「守る」ために、後続車を抑えるための過激な戦術をとったことを認めた。

 

FIA(国際自動車連盟)はマグヌッセンのアンスポーツマンライクな行為を無罪としたが、彼は多くのタイムペナルティ(計4回)を受け、最下位に沈んだ。

しかし、スチュワードはマグヌッセンのスーパーライセンスに対するペナルティポイントを5ポイント加算し、これまでの合計ペナルティポイントを2倍の10ポイントに増やした。来年5月までにあと2ポイント追加された場合、自動的に1レースの出場停止処分を受けることになる。

RBチームのピーター・バイエルCEOは、FIAはマグヌッセン流の戦術を取り締まる必要があると考えている。

 

「FIAはこの件について考えるべきだ」とバイエルは語った。

 

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、マイアミでマグヌッセンのレースタイムに加算された65秒は不合理だと考えている。

 

「たとえ彼がペナルティは当然だと言ったとしても、GPDAはそれを放置すべきではない。多すぎるし、過激すぎる」と彼はSky Deutschlandに語った。

「別のアプローチが必要だ」

ハースF1チームでマグヌッセンの元ボスだったギュンター・シュタイナーは「公平にプレーしなければならない。アグレッシブになるのは構わないが、このゲームはもう2度目だ」と語った。

「ドライバーとして、他人のレースを台無しにしてしまっては誇りを持てない」

シュタイナーは、タイムペナルティーが抑止力として十分でないと考えている。

「最初の10秒を受けたら、もう10秒科されようが関係ない。なぜドライブスルーにしないのか?」とシュタイナーは語った。

「数周のうちにペナルティを受けなければならない。そうすれば、いなくなり、これ以上問題を引き起こすことはできない」

マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラは、マグヌッセンがマイアミでの行為によって即刻レース禁止処分を受けるべきだと考えている。

 

「5+5+5=15になるようなことはあってはならない」とステラは語った。「5+5+5に加えて、週末に家族と一緒にスポーツマンシップについて考える時間を持つべきだ」
オスカー・ピアストリは別の考えを持っています。

「FIAが『ポジションを返さなければピットレーンを通過することになる』と言えば、これらの問題はすべて解決するはずだ」とピアストリは語った。

マグヌッセンは日曜のメインレースでセーフティカー導入のきっかけとなったウィリアムズのローガン・サージェントとの衝突でも責任を問われた。

「マグヌッセンはリスク管理について考えるべきだ」とラルフ・シューマッハは語った。

「彼は死角にいたのに、牛のように自分のラインを守り続けた。それは敬意を失わせる。チームにも金がかかるし、対戦相手にもリスクを負わせることになる」

「公平性も必要だ。厳しくても公平であればいい。だが、『クラッシュしたら、何を失う必要があるだろうか?』という考え方で取り組んでほしい。『ポイントを稼げないなら、クラッシュしてしまったほうがいい』。それが背後にあるメンタリティだ」

「それは明らかに続けられない。F2やF3ではペナルティがある」

マイアミでの週末と将来への影響について尋ねられたマグヌッセンは、日曜日に次のように「コメントは控えたい」と答えた。