角田裕毅「大きなミスもない…すごく良い仕事をしている」浮沈のカギを握る新ストラテジスト | 北海熊の独り言

角田裕毅「大きなミスもない…すごく良い仕事をしている」浮沈のカギを握る新ストラテジスト

ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が、チームの新たなストラテジストについて言及している。

角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 Time #9』にリモート出演。番組MCのサッシャ氏、レーシングドライバーの中野信治氏がインタビュアーを担当した。その中で、チームの戦略担当について動きがあり、ここまでのその働きぶりについてポジティブな内容で言及している。

サッシャ「(中国GPの)接触は残念でしたけど、今回のようにクルマの調子が良くなかった時でも、すごくレースがいい感じというか、去年までのバタバタした感じがチーム側にもなくて。なんか安心して見ていられる印象はありましたけど、どうですか?」

角田「そうですね。ストラテジストが少し変わって。前のストラテジスト(キャリーヌ・クリデリッチ)もいるんですけど、さらに新しい人(ニック・ロバーツ)が来て、その新しい人の新しい知識というか。新しい風を取り入れながら。彼も今のところすごく良い仕事をしている」

角田「(戦略について)聞きやすいですし、今のところ大きなミスもない。彼もまだ学ぶところもありますし。それで言うと前のストラテジストの経験よりはまだ浅いので。前のストラテジストと一緒に勉強というか、正しい最大限のストラテジーを導き出せるようにしています」

 

 

現状の戦略担当は単独ではなく、複数体制となっている模様。

中野「安心感ありますね、戦略については。ストラテジストって2人いるの?」

角田「はい、2人います。他のチームも(戦略担当が2人)いるところがあると思うんですけど。メインが1人いて、ローテーションになる」

同チームのレース中戦略はルーツであるトロロッソ&アルファタウリ時代から“謎戦略”と称されることも多く、他チームがアンダーカットを狙っている状況下、ラップタイムが落ちているにもかかわらずステイアウトを続けてロングスティントした結果、トラック上での数秒を失ってポジションダウンするというパターンが散見されていた。

だが今季のRBはライバルチームに合わせ、ある程度柔軟に戦略を変えるシーンが目立つようになっている。日本GPでは同一周回のライバルたち4台と同時にピットへと入り、迅速な作業で隊列の先頭で送り出すという、チーム全体で大幅ポジションアップをつかみ取る展開もあった。

2024年の勢力図は上位5強チームが力を示しており、RB含む中団勢は数少ないチャンスを活かして入賞圏内を虎視眈々と狙う構図になっている。RBにとってはいかに5強に割って入るのかが現状の最重要課題。そのためにも、新ストラテジストが躍進のカギを握っていると言って良さそうだ。