レッドブルF1首脳、ダニエル・リカルドへの“最後通告”を否定 | 北海熊の独り言

レッドブルF1首脳、ダニエル・リカルドへの“最後通告”を否定

レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドに対して、マイアミGPまでに成績を残さなければRBのシートをリアム・ローソンに奪わることなると最終通告を突きつけられたという噂を否定した。

ドイツの専門誌が報じたところによると、ヘルムート・マルコは、リカルドが2024年シーズンで角田裕毅についていけず苦戦していることに端を発し、ニュージーランドの新聞に掲載された噂を否定したという。

 

マルコは、鈴鹿サーキットでリカルドを一時的に欠場させ、日本GPの金曜プラクティスで日本人のジュニアドライバーである岩佐歩夢がリカルドのRBマシンをドライブするというレッドブルの計画に記者たちが混乱しているのではないかと主張したという。

しかしマルコは、リカルドが最終的にレッドブルのトップチームに昇格するための十分な有力候補ではないことが明らかになりつつあるため、リカルドの今後について「様子を見なければならない」とも語った。

「どのドライバーも相手のデータを見ている。だから秘密はない。彼らは同じマシンを使っている。すべてが同じだ」とマルコは語った。

「ダニエルが速いドライバーであることは過去に証明されている。それは精神的な問題だ」

 

 

リカルドはそれを否定する。「僕の頭の中は無意味なことで一杯ではない」

 

しかし、マルコは「来年のラインナップ決定は夏まで延期された。しかし、角田が考慮されるのであれば、さらに改善する必要がある」と主張した。

 

重要なのは、リカルドがかつてアルファタウリやトロロッソとして知られたRBチームのサポートをまだ維持していることだ。テクニカルディレクターのジョディ・エギントンによると、34歳のリカルドは マシンをより自分好みにするために懸命に働いており、「今後数レースでスピードアップできるはずだ」と語った。

リカルドのスター性が薄れつつあるのは、他のレッドブル関係者と同様、セルジオ・ペレスがメキシコの強力なスポンサーからの重要なチームサポートを含め、2025年に向けて新たな契約を獲得するために十分な努力をしたことを彼も理解しているためだと考える人もいる。

 

RBに関しては、元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは、チームオーナーのレッドブルがなぜ今積極的に取り組まず、優秀なリザーブドライバーであるリアム・ローソンをすぐに昇格させないのかがわからないと語った。

「この選択について何を恐れているのか理解できない。とにかく理解できない」と彼はDe Telegraafに語った。

「正直なところ、ローソンは昨年の数戦で角田を破っている。そして角田は一貫してニック・デ・フリースやダニエル・リカルドよりも強かった」

レッドブル後のルノーとマクラーレンでの失敗を含め、250戦に近づくにつれてリカルドはその魅力を失っているとアルバースは考えている。

 

「私が少しイライラするのは、彼が笑ったり、ドライビング以外のことをしていることだ」とオランダ人ドライバーは言う。「レースだけに集中すればいい。そうして初めて、再び面白くなってくる」

「ドライバーとしては、他のドライバーに勝つまでは隠れていたいものだ。そうすれば、再び自分を見せ始めることができる。彼はその逆だ。あのような活動は苦痛でしかない」

「フェアだとは思わない」とアルバースは主張する。「ローソンはチャンスを与えられるべきなのに、与えられていない。でも、あのチームの目的は、若い才能を鍛え、昇格させることなんだ」