ラッセル、フェルスタッペン移籍の憶測に「チャンスがあるならどのチームも100%選ぶだろう」 | 北海熊の独り言

ラッセル、フェルスタッペン移籍の憶測に「チャンスがあるならどのチームも100%選ぶだろう」

現在F1を3連覇中のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はチーム内のゴタゴタをきっかけに移籍の可能性が取り沙汰されるようになった。そんなフェルスタッペンについて、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は契約するチャンスがあるなら100%活かすべきだと語った。

 レッドブルは2月にクリスチャン・ホーナー代表の女性従業員に対する不適切行為疑惑が持ち上がって以来、ゴタゴタが続いている。レッドブル本社がホーナー代表の調査結果が白だったと表明したあとも、証拠と思わしき情報がリークされるなど騒動が続いているのだ。

 この状況に、マックス・フェルスタッペンの父であるヨス・フェルスタッペンは「チームが分裂の危機」にあると警鐘を鳴らしており、レッドブルは内紛の様相を呈してきている。

 ヨスはバーレーンGPでメルセデスのトト・ウルフ代表と会話している姿が捉えられており、息子であるマックスがレッドブルを離れて2025年にルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスに加入するのではないかとも言われている。

 こうした状況の中、憶測通りならチームメイトになる可能性があるラッセルは、機会があるならどのチームもチャンスを逃すべきではないと言及した。

「どのチームも、可能な限りベストなドライバーラインアップを揃えたいと考えていると思う」

「ちょうど今、マックスはグリッドで最高のドライバーだ。だからいずれのチームもマックスと契約するチャンスがあるなら、100%それを選ぶだろう」

「僕は問題がこちらよりも、向こうのレッドブル側によりあると思っている」

「明らかにあそこで何かが起こっている。僕らは舞台裏で実際に何が起きているのか分からないし、結局のところそれは現時点では僕らに関係のないことだ。きっと楽しいことになるよ」

 ラッセルとフェルスタッペンは、昨シーズンのアゼルバイジャンGPのスプリントレース1周目の接触後、フェルスタッペンが“間抜け”と呼ぶシーンが有るなど、二人の間に緊張が無いわけではない。

 それでもラッセルは誰がハミルトンの後任としてチームに加入しようとも、やっていける自信があると語った。

「今年は史上最高のドライバーであるルイスとの3シーズン目になる」

「彼と一緒にとてもいい仕事をしてきたと思っている。だから来年、もしくはこの先誰が僕のとなりに来ても、僕はその挑戦を歓迎する」

「常に最高の相手と戦いたいものだ。でも最終的には、自分自身のことにだけ集中するんだ。僕は自分自身のことを、グリッドの誰をも倒せると信じている。そのメンタリティを持つことだ」

「過去数年間ルイスが僕のベンチマークとなってきたけど、とても良かったと思う」