【SUPER GT】新田守男&高木真一の大ベテランコンビが目指す2024年の目標は「まずは1勝」
2024年のスーパーGT GT300クラスに向けては、多くのドライバーラインアップが明らかにされ、開幕に向けた期待が高まっているが、今シーズンも新田守男/高木真一のコンビを継続するK-tunes Racingもそのひとつ。57歳の新田と、今年54歳になる高木の名コンビに、今季に向けた意気込みを聞いた。
GT300チャンピオン獲得回数は新田が3回、高木が2回、優勝回数は新田が22勝、高木が21勝、さらにポールポジション獲得回数は高木がトップタイの14回と、GT300の歴史そのものとも言えるふたりは、2022年に驚きのコンビ復活を果たし、今季は3年目のシーズンを迎える。
2023年は第6戦SUGOでポールポジション獲得を果たすなど、いまだ衰えぬ速さをみせるふたりだが、2月14~15日に岡山国際サーキットで行われたGT3特別スポーツ走行に参加したふたりは、どちらも気心知れたリラックスした表情で今季初テストをスタートさせた様子だった。
今季に向けた意気込みを聞くと、「いつまで乗ってんだよって感じではありますが(笑)、でもとりあえずダンロップで1勝はしないとね。そこを目標におっちゃんたちは頑張りますよ」と新田は笑う。また高木も「嬉しいですよ。こんな居心地良いところないから(笑)」と笑顔をみせた。
この特別スポーツ走行では、K-tunes RC F GT3は新たなフレームを投入。タイヤもさまざまなトライを行った。「まあこれからです」と新田は言うが、「ふたりで頑張ってタイヤを作っていきたいし、レギュレーションも変わるから、それにうまく乗れれば良いですけどね」と語った。今季、ダンロップも体制で変化があるようで、「期待は大きいですよ」と高木も楽しみにしているという。
チームは3月3日に体制発表会を行う予定で、この中でさらなる意気込みが語られるはずだが、ふたりは「まず目標は1勝」と強調した。
「みんなもオジさんになっていくんだから、ぜひオジさんを応援してください(笑)」と新田。今季、レギュレーションが大きく変化していくなか、ベテランの強みも出るはずだ。ふたりの目標が達成されるのか注目しておきたい。
【K-tunes RC F GT3】