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【SF】SF鈴鹿公式合同テストDay2-S4 : 山下健太が最速。14番手までが1秒以内に
2月22日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式合同テストの2日目が行われ、14時30分から2時間30分行われたセッション4では、山下健太(KONDO RACING)がトップタイムをマークして2日間のテストを締め括った。
天候は曇り、気温は11度、路面温度は11度という、午前のセッション3終盤から続くドライコンディションのなか、開幕を前にした最後のセッションは14時30分にスタートを迎えた。
その3分後の14時33分、Juju(TGM Grand Prix)がデグナー立ち上がりで右側のガードレールへとクラッシュし、セッションは開始早々に赤旗となった。
【セッション4序盤でクラッシュしたJujuのマシンを確認するTGM Grand Prixのスタッフら】
Jujuのマシンの回収を経て、14時44分に走行が再開されると、一部車両はアタックモードに。ここまで3セッションで最速の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分38秒241というターゲットタイムをマークすると、笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分37秒970と上回り、さらにルーキーの岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が1分37秒627でタイムシート最上段につけた。
その後、ロングランを行う陣営が増えるなか、セッション中盤に入る頃にはルーキーの木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)が3番手に、そして大嶋和也(docomo business ROOKIE)が1分37秒320をマークし、トップへ。
すると直後にテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分36秒818と、今回のテストで初めて1分36秒台へと入れて暫定首位に立ち、さらに佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が1分36秒454とプルシェールの全体ベストを超える。そして山下が1分36秒327と、全体ベストが続々と塗り替えられていく。福住仁嶺(Kids com Team KCMG)も2番手タイムをマークする。
なお、セッションのスタートから1時間後まではOTS(オーバーテイクシステム)の使用が可能となっており、ベストラップを刻んだ周にOTSを使用していた車両もあったものと見られる。
セッション開始から1時間、修復を行っていたJujuのマシンが再びコースへ。すると直後に三宅淳詞(ThreeBond Racing)がNISSINブレーキヘアピン立ち上がりでスピンしマシンを止めたため、赤旗中断となった。
15時47分に走行再開。するとここで太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がセクター1で全体ベストを更新、1分37秒069を記録して6番手に浮上してくる。
その後しばらくは順調にセッションが進行、各車は周回を重ねていたが、16時32分、デグナーでラウル・ハイマン(TGM Grand Prix)がコースオフ、グラベルにストップしたことで、このセッション3回目の赤旗となった。
16時42分、セッションは残り18分で再開。残り10分を切ってから、本格的な最終アタック合戦が始まった。なお、岩佐とプルシェールはこの最終盤、コースインせずガレージにとどまっている。
この最終アタックでは阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、牧野らが自己ベストタイムを更新するが、OTSが使用可能なセッション前半でマークされたトップ3のタイムを上回る者はなく、セッション最速は山下、2番手に福住、3番手が佐藤というオーダーのまま全車チェッカーを迎えた。
4番手は牧野、以下は坪井、プルシェール、太田、阪口までがトップ8に。首位から14番手までが1秒以内に入るという、今季の混戦を予感させるテスト結果となった。
ルーキー勢ではプルシェールの6番手が最上位に。木村は11番手、岩佐が18番手、Jujuはトップから3秒636差の21番手でこのセッションを終えている。
これで開幕前の公式セッションはすべて終了。第1戦は鈴鹿サーキットで、3月9〜10日に行われる。
【2024スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト 福住仁嶺(Kids com Team KCMG)】
【2024スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)】
【2024スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト テオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)】
【全日本スーパーフォーミュラ選手権 鈴鹿公式合同テスト2月22日午後 セッション4タイム結果】
Pos. | No. | Driver | Team | Engine | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 山下健太 | KONDO RACING | TOYOTA/TRD 01F | 1’36.327 | 18/38 |
2 | 8 | 福住仁嶺 | Kids com Team KCMG | TOYOTA/TRD 01F | 1’36.448 | 12/33 |
3 | 65 | 佐藤蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’36.454 | 16/47 |
4 | 5 | 牧野任祐 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’36.496 | 34/36 |
5 | 36 | 坪井翔 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA/TRD 01F | 1’36.726 | 30/32 |
6 | 19 | T.プルシェール | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA/TRD 01F | 1’36.818 | 14/30 |
7 | 6 | 太田格之進 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’36.847 | 36/38 |
8 | 38 | 阪口晴南 | VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | TOYOTA/TRD 01F | 1’37.042 | 30/32 |
9 | 20 | 国本雄資 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA/TRD 01F | 1’37.128 | 27/29 |
10 | 7 | 小林可夢偉 | Kids com Team KCMG | TOYOTA/TRD 01F | 1’37.149 | 11/34 |
11 | 50 | 木村偉織 | San-Ei Gen with B-Max | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’37.170 | 42/45 |
12 | 64 | 山本尚貴 | PONOS NAKAJIMA RACING | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’37.189 | 22/42 |
13 | 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’37.316 | 42/45 |
14 | 14 | 大嶋和也 | docomo business ROOKIE | TOYOTA/TRD 01F | 1’37.320 | 14/37 |
15 | 37 | 笹原右京 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA/TRD 01F | 1’37.333 | 31/33 |
16 | 39 | 大湯都史樹 | VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | TOYOTA/TRD 01F | 1’37.482 | 25/35 |
17 | 55 | R.ハイマン | TGM Grand Prix | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’37.507 | 34/36 |
18 | 15 | 岩佐歩夢 | TEAM MUGEN | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’37.627 | 5/34 |
19 | 4 | 小高一斗 | KONDO RACING | TOYOTA/TRD 01F | 1’37.966 | 17/41 |
20 | 12 | 三宅淳詞 | ThreeBond Racing | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’39.755 | 24/26 |
21 | 53 | Juju | TGM Grand Prix | HONDA/M-TEC HR-417E | 1’39.963 | 25/27 |
各車最後のアタックラップが終了🏁
— J SPORTS❤️モータースポーツ🏁 (@jsports_motor) February 22, 2024
最終セッションで
トップタイムをマークしたのは
KONDO RACING 山下健太!
今シーズンの走りに期待が膨らみます🔥#スーパーフォーミュラ
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全セッションLIVE配信📡https://t.co/uKpEoG1Nb4#SFormula pic.twitter.com/wG657Gf2WO