ランス・ストロール、昨年完敗の僚友「アロンソに追いつくためのアイデアがいくつかある」 | 北海熊の独り言

ランス・ストロール、昨年完敗の僚友「アロンソに追いつくためのアイデアがいくつかある」

ランス・ストロールは、アストンマーティンのチームメイトであるフェルナンド・アロンソに追いつく上で「いくつかのアイデア」を持っていると語った。

 

アストンマーティンは昨年、2度のF1王者で新加入のフェルナンド・アロンソが8回の表彰台を獲得した一方で、チームメイトのランス・ストロールは表彰台に手が届かず、獲得ポイントでも206点対74点と完敗だった。

 

ストロールは2024年シーズンでアロンソのスピードに追いつくべく、「いくつかのアイデア」があると語った。

 

 ストロールの昨シーズンを振り返ると、プレシーズンテスト直前に自転車トレーニング中に事故に遭い、テストを欠場。開幕戦にも全快とは言えない状況で臨む難しい1年の始まりとなった。

 

チームがスタートダッシュに成功しアロンソも表彰台を連発する中、ストロールは勢いを取り戻すことに1年の大半を費やした。また、レースでストロールは信頼性の問題に悩まされ、それによってフリー走行中に貴重な走行時間を失うこともあった。

 

 しかしストロールは、シーズン全体を通してシンプルにアロンソの方が速かったと認めている。

 

 アロンソに対して何が足りなかったのか? という質問に対してストロールは次のように答えた

 

「確かに、昨年は足らなかった。彼のほうが単に速かった。どこに取り組むべきか、いくつかアイデアはある。もちろん、その点で改善したいところもある」

 

「それに、運という言葉はあまり使いたくないけど、昨年は不運なことが沢山あった。それが状況をさらに厄介にしたと思う」

 

「昨年は良いポジションを争っていた時に技術的な問題が発生したレースが沢山あった。僕らにツキが回ってこなかったから、去年をベースに築いていきたい」

 

 

ストロールは2024年に向けて調子を上げるために、あらゆる分野に目を向けているという。

 

「クルマに何を求めるのか、普通のことを振り返っているよ」とストロールは言う。

 

「より良いドライバーになるためにどうすればいいか、どの部分を改善できるか。そういうところだ」

 

「フィジカル的にはもう少し強くなって戻ってきたいし、フィジカル的にもっと強くなれたらと思うレースのことを考えている」

 

「そういう、いつものことを振り返っている。そして毎年、新しい年になる。今年に向けて、学び、進化し、どうすればもっと上手くやれるか、どうすればもっとよくなれるかを考えるんだ」

 

「でもまずは、その年に挑んで、何が起こるのかを見てみたい。F1では毎年全く違う年になるからね」

 

「マシンがどの位置にいるかで大きく変わる。多くの要素に左右されるんだ。でも今年は大きな結果を求めて戦い、多くのポイントを獲得し、表彰台を目指して戦う僕らを見てほしい。アストンマーティンで勝てたら最高だね」

 

またストロールは、先日発表された2024年マシンAMR24のパフォーマンスを気に入っており、チームは先代AMR23の弱点を克服できたと考えているという。

 

「2024年マシンにとてもワクワクしている」とストロールは言う。

 

「昨年のマシンをベースに築いてきた。昨年のマシンはシーズン開幕で間違いなく強かった」

 

「本当に強力な形で開幕を迎えることができた。ただ、マシンには特定のサーキットで弱点もいくつかあった。弱点のいくつかが露呈することもあったし、チームとしてかなり苦戦した」

 

「今年はファクトリー全体で、昨年からの積み重ね、弱点の改善、昨年のマシンの強みを活かすことに懸命に取り組んでいる」