ローラン・メキース 「F1チーム代表になるなんて夢にも思わなかった」 | 北海熊の独り言

ローラン・メキース 「F1チーム代表になるなんて夢にも思わなかった」

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームのチーム代表となったローラン・メキースは、レースエンジニアになることが夢であり、実際にはチーム代表になることは「夢」ではなかったと認める。

2001年シーズンを過ごしたアロウズからミナルディに移籍したメキースは、2002年のほぼF1キャリアのスタートからレースエンジニアを務めていた。

 

そして2024年、メキースは、経験豊富なフランツ・トストの後任としてRBのチーム代表に就任した。彼の加入はアルファタウリからの大々的なリブランディングの一環である。

フェラーリからレッドブルの姉妹チームに移籍してきたフランス人のメキースは、最近ではマラネロに本拠を置くチームの副チーム代表兼レーシングディレクターを務めていた。2023年のハンガリーGPを最後にフェラーリを離れ、現職に就く前にガーデニング休暇に入っていた。

 

46歳のメキースがファエンツァのチームで働くのは実際には初めてではなく、2005年にミナルディがレッドブルに買収され、その後RBの元の名前であるトロロッソに改名された当時、彼はまだミナルディにいた。

 

 

買収後、メキースはトロロッソのチーフエンジニアに就任した。彼は数年間チームに留まり、2014年に最終的にFIAのセーフティディレクターに就任した。

つまり、チーム代表というのはメキースにとって一度も経験したことのない役割であり、おそらく想像もしていなかったことだろうが、少なくとも彼にとっては慣れ親しんだ領域での仕事なのだ。

 

 

メキースはすでにチーム代表としての最初の任務を完了しており、ラスベガスで開催される2024年マシンの発表会に参加した。

 

2024 年はメキースにとって探検の年になるだろうが、彼は多くの素晴らしい人々に囲まれていることを嬉しく思っている。

 

 

「いや、最初はチーム代表になるなんて夢も思わないものだ」とメキーズはRacingNews365に語った。

「まず、レースエンジニアが世界で最高の仕事だと今でも思っている。だから、おそらくそれが夢の仕事であり、それしかなかった。そしてもっと真剣に、いや、ご存知の通り、素晴らしい人々、上司、同僚たちこそが、あなたにチャンス、成長する機会、成長することを学ぶ機会を効果的に与えてくれた」

 

「そして振り返ってみれば、この数年間にあなたを学ばせ、成長させ、意識的にせよ無意識的にせよ、あなたを導いてくれた人の数を考えるだけだ」

「これは人材のビジネスであり、人材の質が非常に高く、スキルと経験が非常に集中している環境にいることは非常に幸運だ」

マネジメントスタイルに関して、メキースは、自分の行動によってチームが個人としてもユニットとしても最高のパフォーマンスを発揮できるようにしたいと考えている。人々を第一に考えることが彼のリストの最優先事項だ。

「もちろん、私たちが達成しようとしていることの中心に人々を置くプロジェクトだ」とメキースは付け加えた。

「我々は、これは人間の問題であり、文化の問題だと考えている。そして、我々の従業員が自分自身を最大限に表現でき、望むだけ競争力を発揮できる環境にいることを確保しようと努めている。みんなとても競争心が強い人たちだ」

「あとは結果だ。組織の構造は、抱えている人材と、彼らと作り上げてきた文化の結果だ」