バルテリ・ボッタス、チームの変革を目の当たりにして自信「目標を高く持ち、進化する必要がある」 | 北海熊の独り言

バルテリ・ボッタス、チームの変革を目の当たりにして自信「目標を高く持ち、進化する必要がある」

ザウバーF1は“アルファロメオ”として戦う最終年となった2023年、コンストラクターズランキング9位に終わるなど苦しいシーズンを送った。2024年から2シーズンは“ステークF1”として参戦することになるが、バルテリ・ボッタスは非常に高い目標を掲げる必要があると語る。

 

アルファロメオは新レギュレーション導入初年度となった2022年に、新加入のボッタスが前半にコンスタントに入賞するなどポイントを積み重ねコンストラクターズ6位となったが、同年の後半あたりから失速。2023年シーズンは最高位8位で、ボッタスが4回、周冠宇が3回の入賞を記録するにとどまった。

 

 しかしボッタスは、チームが2026年のアウディワークスチーム化に向けて変革を進める様を見てきているだけに、今季はパフォーマンスが改善されることを期待している。

 

2月5日の新車発表ではグリーンとブラックのカラーに身をまとった新鮮なイメージのマシンを披露したステークF1。ボッタスはチームでの3シーズン目に向けて次のように語った。

 

「チームと共に3年目を迎えるにあたり、目標は極めて高くなければいけないと思っている」

 

「自分としても期待値を高く設定しているし、間違いなく昨年からステップを踏んで進化する必要がある。昨年は正直なところ、目標を達成できなかったシーズンだった」

 

「チームで起きた変革を目の当たりにしたから、それが僕の自信になっている」

 

「チームの様々な部門に新たなリソースが投入され、まったく新しいアイデンティティが生まれ、新しいマシンはカラーリングだけでなく見た目も変わった。これらすべてが、僕たちがこれまでと違う道……正しい道を歩んでいるという自信を与えてくれるんだ」

 

 またボッタスは、新車C44の目を引くカラーリングがチームの生まれ変わりに適したものだと話す。

 

「新しい外観はチームの未来へ向けたアプローチを反映していると思う」

 

「新しいし、エキサイティングだ。チームのアプローチにも変化があったし、同じようにビジュアルも大きく変わった」

 

「一緒に(レーシング)スーツも変わったし、僕の髪色まで変わったんだ! チームのアプローチは、僕たちの将来に向けた考え方や価値観を反映していると思う。変化は時に、良い方向へ向かう力になる」

 

「ルックスは重要だけど、もちろんパフォーマンスの方が重要だ。結局のところ、マシンが速くてチームとして機能していれば、それ以外のことはどうでもいいんだ。チームのみんなが気にしているのはそこだ」

 

 またF1参戦3年目の周も、新たなシーズンに向けて楽観視しているようで、次のように述べた。

 

「僕たちは昨年から多くの努力をしてきた。特に夏休みを挟んだ後半戦は、チームとしてどこを改善しなければならないかを確実に理解しないといけなかったし、ファクトリーのみんなが冬に向けてどのような計画を立てるかを固めないといけなかった」

 

「今はすべてをまとめ、マシンをコースに送り出す時だ。期待値は高いけど、同時にライバルとの競争が始まるまで自分たちの本当の立ち位置はわからない」

 

「それでも、新車には多くの努力が注ぎ込まれているから、じきに走れるのが楽しみだよ」