レッドブル、F1チーム代表ホーナーへの“疑惑”受けて独自調査を開始。本人は不正行為を否認
エナジードリンクを展開するレッドブル社は、傘下のF1チーム“レッドブル・レーシング”を率いるクリスチャン・ホーナー代表に対する疑惑について独自の調査を開始したと発表した。
レッドブル側はこの問題を深刻に受け止めていることを強調し、今回の疑惑を調査するために外部の法廷弁護士を任命したと述べた。
レッドブル側は申し立ての内容の詳細を明らかにしていないが、英紙「Times」によると、同じチームで働く同僚女性がホーナーの「不適切な行為」についてレッドブルGmbHに苦情を申し立てたという。
ホーナー代表自身は不正行為を強く否定している。
50歳のイギリス人チーム代表は2015年にスパイス・ガールズの元メンバー、ジェリ・ハリウェルと結婚。2017年に息子を授かった。また、以前の交際相手との間にも娘がいる。
レッドブルは2月5日(月)、次のように声明を発表した。
「最近のある申し立てを受けて、レッドブルは独自の調査を開始した」
「すでに進行中のこのプロセスは、外部の専門法廷弁護士によって執り行なわれている」
「会社としてはこの問題を非常に深刻に受け止めており、調査は現実的に可能な限り早急に完了する予定だ。現時点でこれ以上コメントすることは適切ではない」
オランダ紙De Telegraafの取材に対してホーナー代表自身は「私はこれらの主張を完全に否定する」と語り、疑惑を否認した。
またmotorsport.comの問い合わせに対して、レッドブル・レーシング側のコメントは得られなかった。
ホーナー代表は2025年からレッドブル・レーシングのチーム代表を務めており、2023年にはマックス・フェルスタッペンの3年連続チャンピオンに貢献しただけでなく、チームとしては22戦中21勝というF1記録を打ち立ててダブルタイトルを獲得した。
ホーナー代表はF1での功績により、モーターレースへの貢献が認められ、先日の新年栄誉賞でCBE(大英帝国勲章司令官)を授与されたばかりだった。