メルセデスF1代表、セバスチャン・ベッテルのメルセデスでの電撃復帰を否定 | 北海熊の独り言

メルセデスF1代表、セバスチャン・ベッテルのメルセデスでの電撃復帰を否定

トト・ヴォルフは、メルセデスF1チームがルイス・ハミルトン不在の生活に備える中、セバスチャン・ベッテルがメルセデスからセンセーショナルなF1復帰を果たす可能性を否定した。

昨夏に新たな2年契約を結んだばかりにもかかわらず、ハミルトンは木曜日、2024年シーズン終了後にメルセデスを離れてフェラーリに移籍すると発表した。

 

ハミルトンの移籍は、F1の歴史の中で偉大なチームとドライバーのパートナーシップの一つに終止符を打つことになる。2013年にマクラーレンからメルセデスに移籍したハミルトンは、7度のワールドチャンピオンのうち6度を獲得し、100勝を達成した最初のドライバーとなった。

メルセデスは現在、ハミルトンの後任を探す大規模な捜索に臨んでおり、2度のワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソや、ハミルトンが来年フェラーリで後任を務めるカルロス・サインツらがジョージ・ラッセルと並ぶ空席のシートに関連付けられている。

2010年から2013年にかけてレッドブルで4年連続タイトルを獲得したセバスチャン・ベッテルもまた、ハミルトンのシートを狙っているひとりだ。

 

ベッテルは2022年シーズンを最後にF1から引退しているが、36歳のベッテルは適切な機会があれば復帰する可能性があるとの噂が絶えない。

 

昨年9月、ベッテルの友人でレッドブル時代のボスであるヘルムート・マルコは、ベッテルのドライバーとしてのキャリアは「まだ終わっていない」とからかい、元フェラーリとアストンマーティンのスターであるベッテルはF1から離れて以来、特定の目的を持たずにいると主張した。

しかし、金曜日にメディアの取材に応じたトト・ヴォルフは、メルセデスがセバスチャン・ベッテルの復帰に動くのではないかという憶測を否定する動きを見せた。だが、二人が定期的に連絡を取り合っていることは明らかにした。

「彼はもうレースには出ないと決断したと思う。私たちは定期的に話をしている」とヴォルフは語った。

「昨日も話しましたが、それは将来の我々のために運転するためのものではなかった」

 

 

ヴォルフのコメントは、ジョージ・ラッセルが2025年にハミルトンの後任としてメルセデスにサインツを起用するが望ましいとからかった後に出た。

ラッセルは木曜日のソーシャルメディアへの投稿で、昨年のシーズン開幕戦バーレーンGPでサインツの背中を叩いている自身の画像を「僕たちが見たかったクロスオーバー」というキャプションとともに投稿した。

サインツは、2026年にザウバーF1チームと協力してワークスチームとしてF1に参戦するアウディへの移籍がたびたび噂されている。