ミック・シューマッハ、F1ドライバー移籍市場に自信「プレッシャーに耐えられることは証明してきた」
ミック・シューマッハは、自身のF1キャリアがまだ終わっていないことを予感している。
2022年末に成績不振でハースのレースシートを失って以来、24歳のシューマッハはメルセデスのリザーブに甘んじてきた。しかし、今年はWECとル・マン24時間でアルピーヌのレースドライバーとしてレースに復帰する。
F1界のレジェンド、ミハエル・シューマッハの息子である彼は、2025年にグリッドに復帰する可能性は十分にあると考えているようだ。
ミックは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌に、「ドライバー市場がすでにかなり活発で、今後数カ月でさらに盛り上がりを見せるということは、僕の手中に収まる可能性がある」と語った。
「その分野では多くのことが起こるだろう。そして、コックピットの変化だけでなく、1人か2人のドライバーがそのキャリアを終えるかもしれない」
シューマッハはまた、F1のすぐ下のカテゴリーにも注目しながら、自身の希望を見出している。
「現在のところ、ジュニアカテゴリーからは才能あるドライバーが現れていない。ただでは何も得られないのは明らかだけどね。僕は結果を出さなければならないんだ」
シューマッハは今年、自分がモーターレースの頂点に立つにふさわしいレーシングドライバーであることをF1の首脳陣に思い出させたいと語った。
「僕にはそのスキルがあることはわかっている。僕には十分な実力がある。F4、F3、F2でそれを証明した。レースで勝ったりチャンピオンを獲得したという事実はすぐに忘れ去られてしまう。でも、それらのクラスでもプレッシャーに耐えられることを証明したんだ。F1もそんなに変わらないよ」
しかしシューマッハは、ソーシャルメディア上も含め、多くの人々がすでに彼を軽視していることを認めた。
「でも、それが今の社会の一部だとしても、彼らは性急すぎると思う。僕はチームを正しい方向に導くことができる」とミックはこう説明する。
「僕は自分の後ろに人を集められるチームプレーヤーだ。確かに僕たちはトラックでは1人で走るけど、チームとして勝つんだ。このメンタリティを持つ人はF1にはあまりいない。多くのチーム首脳陣にとって、それはアドバンテージになると思うよ」
そして、2月1日にはルイス・ハミルトンがメルセデスからフェラーリへの電撃移籍を発表し、トップチームのシートが空いた。シューマッハにとってはF1シートに復帰、しかもトップチームのシートを獲得するチャンスが巡ってきている。