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【FE】パスカル・ウェーレイン、技術違反の疑いもレース後審議でお咎めなし。開幕戦の優勝が確定
フォーミュラE開幕戦メキシコシティePrixでトップチェッカーを受けながら、レース後の審議対象となっていたパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)はお咎めなしとなった。
ポルシェのパスカル・ウェーレインは、フォーミュラEの開幕戦メキシコシティePrixでポールポジションを獲得し、レースの大半をリードしてトップチェッカーを受けた。
しかしウェーレインは、同じポルシェのパワートレインを使用するジェイク・デニス(アンドレッティ)と共に技術違反の疑いがあるとして、レース後の審議対象となっていた。
スチュワードに報告されてから約4時間後、この件についてお咎めなしの裁定が下された。
スチュワードの文書には、第3.2.1条に違反している疑いがあったものの、「集中的な調査の結果、スチュワードはレギュレーション違反を発見できなかった」と記されている。このレギュレーションはスロットルペダルマップやそのホモロゲーションに関して定めた部分となっている。
スチュワードの決定が出される前、ウェーレインはレースについて次のように語った。
「レースは簡単なものではなかったよ。レースの大半でリードしていたから、簡単そうに見えたかもしれないけど、あまりエネルギーを節約できなくて、少しずつターゲット(となる数値)が増えていっていた」
「(2番手を走っていた)セバスチャン(ブエミ)がミスをして、僕のスリップストリームから外れてしまった。それからは少し簡単になった」
「プッシュするという意味では、予選ラップのようだったよ。コーナースピードを最大化しようとしていたんだ。でもこのコースはオーバーテイクが簡単ではないコースのひとつだと思う。不可能なわけではないけど、他のコースに比べると全開区間が多いんだ」
「ベルリンやポートランドのようなサーキットでは、レース序盤はペースが上がるまでかなりごちゃごちゃする。だから予選が重要で、トップ5からスタートしたいレースがいくつかあるのはいいことだ」
ディフェンディングチャンピオンのデニスに関してもお咎めなしの裁定が出ており、予選でミスをして14番手からスタートした彼は9位でポイント獲得を果たした。
デニスはレース直後、審議の内容を知らなかったという。
「チャンピオンシップをポイント獲得でスタートできるのはいいことだ。でも2ポイントも1ポイントも無得点もそれほど違いはないんだ」