シャルル・ルクレール、ペレスに順位を譲った戦術を説明 | 北海熊の独り言

シャルル・ルクレール、ペレスに順位を譲った戦術を説明

シャルル・ルクレールは、F1アブダビGPの終盤に2番手の座をセルジオ・ペレスに明け渡した戦術について説明した。

チームメイトのカルロス・サインツがポイント圏内から脱落したため、フェラーリはコンストラクターズランキングでメルセデスを上回るためにペレスがラッセルを表彰台から降ろす必要があった。

 

ラッセルをオーバーテイクしたものの、ペレスにはランド・ノリスとの接触による5秒加算のタイムペナルティが課せられていた。そのため、ルクレールはペレスを通すことを選択した。

しかし、ペレスはラッセルを5秒引き離すことができず、最終的に4位に後退し、メルセデスがわずか3ポイント差でフェラーリからランキング2位を守った。

ルクレールは、レッドブルのドライバーにポジションを譲る決断について「チェコが5秒のペナルティを受けていたので、最後の数分がすべてだった」と語った。

 

「彼がジョージに5秒以上の差をつけてフィニッシュできるように何とか彼を助けなければならなかった。彼にDRSとスリップストリームを与えようとしたけど、残念ながら十分ではなかった」


「コンストラクターズで3位に終わったのは残念だ。僕にとって、このシーズンの最後にそれが重要だったけど、達成できなかった」

2番手スタートのルクレールは当初、フェルスタッペンよりもいい蹴り出しを見せ、オープニングラップの1コーナーでポールシッターのインを突いた。しかし、フェルスタッペンはターン1とターン6の両方でこの試みをはね返した。

ルクレールは最終的なウィナーとなるフェルスタッペンとのバトルでタイムを失いたくなかったと認めた。

「当然、1位を獲得したいと思っていたけど、レースでは彼らに比べてペースが少し足りなかったことも分かっていた」とルクレールは認めた。

「だから、もしあそこでマックスを追い越せたとしても、おそらくその後3周か4周でまた追い抜かれていただろう。

「そして最終的に僕の唯一の目標はメルセデスを倒すことだったので、タイヤジュースをあまり失いたくなかったし、マックスに対してタイムを失いたくなかった。でも、楽しかったよ」

ルクレールは、タイトな最終セクターでラッセルの前進を遅らせることで、2016年にハミルトンがロズベルグを破ったときの二の舞を避けることを選択した。ラッセルはこの行動を高く評価した。

「最後はチェコとの接戦だった。シャルルが僕を援護してくれると思ったけど、クリーンな走りを続けた彼に敬意を表したい」とラッセルはコメントした。

「2位には大きな意味がある。ファクトリー、ブラックリー、ブリックスワースには、これを達成するために懸命に働いてくれた多くの人たちがいる」

「本当にチャレンジングなシーズンだった。今年は何度かチームを裏切ってしまったので、今日はこのような結果を残せて嬉しい」