レッドブルF1首脳、セルジオ・ペレスのシート喪失報道は「ナンセンス」 | 北海熊の独り言

レッドブルF1首脳、セルジオ・ペレスのシート喪失報道は「ナンセンス」

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスのレッドブル・レーシングでの地位が危機に瀕しているという報道を「ナンセンス」だと非難した。

ペレスはアゼルバイジャンGPのスプリントを含む最初の5レースのうち2レースで勝利を収め、キャンペーンの序盤戦でチームメイトのマックス・フェルスタッペンにF1ドライバーズタイトルに挑戦していた。
 

しかし、過去2レースでペレスは予選パフォーマンスが悪く劣勢に立たされ、初チャンピオン獲得の望みがほぼ断たれた。

モナコGPではQ1でのクラッシュでノーポイントに終わり、スペインGPではQ2で脱落して4位にとどまった。

しかし、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるマルコは、ペレスのチームでの居場所をめぐる懸念を払拭し、F1-Insiderに「それはすべてナンセンスだ」と語った。

「セルジオの立場が危うくなったことは一度もないし、これからも危うくなることはない。彼は、我々が今年設定した目標を達成するための重要な要素だ。ドライバーズ選手権で1位と2位を獲得し、できるだけ早くコンストラクターズ世界チャンピオンになりたいと思っている」

マルコはレッドブルの才能に厳しいという評判を得ており、2016年にフェルスタッペンがトロロッソ(現アルファタウリ)からステップアップして以来、チームはフェルスタッペンのチームメイトに4人のドライバーを循環させてきた。

ペレスに与えたアドバイスについてマルコは「マイアミとモナコでの彼の弱々しいパフォーマンスの後、私はセルジオに自分の仕事に集中すべきだと念を押しただけだ」と付け加えた。

「あそこでは、彼は自分の中にあるポテンシャルを生かせなかった。チームにはマックスという倒すのが非常に難しい相手がいる。それは彼だけではなく、現時点でグリッドにいるすべてのドライバーも同様だ」

「したがって、彼はマックスを倒そうと必死に努力するのではなく、自分自身に集中すべきだ。マックスにとって物事が最適に進んでいないとき、彼はそこにいるべきだ」


「バルセロナでの予選セッション失敗後のセルジオの好レースは、再び正しい方向への第一歩となった」