【SF】TGM Grand Prixと小川電設工業がパートナーシップを締結 | 北海熊の独り言

【SF】TGM Grand Prixと小川電設工業がパートナーシップを締結

5月19日、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するTGM Grand Prixは、新たに小川電設工業株式会社とパートナシップ契約を締結したことを発表した。両者のコラボレーションを通じてサステナブルなモータースポーツの発展を目指していく。

 

 国内トップフォーミュラレースであるスーパーフォーミュラに2023年から新規参戦を果たしたTGM Grand Prix。大湯都史樹とジェム・ブリュックバシェのふたりを起用した同チームは、大湯が第3戦鈴鹿でポールポジションを奪い、ブリュックバシェはルーキーながら初戦からポイント獲得という活躍を披露している。

 

 そんなTGM Grand Prixとパートナシップを締結した小川電設工業は、2023年3月に創業96年目を迎えた“未来を担う環境に優しい新エネルギー分野の技術開発に貢献する”企業だ。TGM Grand Prixと小川電設工業は今回のパートナシップ締結ならびにスーパーフォーミュラへの参戦を通じ、サステナブルなモータースポーツの発展を目指していく。

 

また小川電設工業は、モータースポーツ活動で培う人間力により感動を生み出し『well-being(ウェルビーイング)』社会の実現につなげていこうというTGM Grand Prixのチーム理念にも賛同し、『サステナブル』と『well-being』をキーワードに、より豊かな未来に向けた活動や情報発信についてもコラボレーションをすすめていくとしている。

 

【2023スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿 TGM Grand Prixのピットワーク】

 

このパートナシップ締結に、TGM Grand Prixの池田和広代表は「日々の生活になくてはならない電気の発電所建設からメンテナンスまでを創業から100年近く続けている小川電設工業様と我々は、業種の枠を超えて数多くの共通点を有しています」と語った。

 

「そのなかでも特に、失敗が許されない環境で最先端技術を用いた作業にあたる小川電設工業様の技術者の姿は、我々モータースポーツ界の技術者に通じるものがあり、両者にとって大きな関心事です。小川電設工業様独自の高度な技術者教育プログラムを、我々の技術者育成にも活かしていきたいと考えています」

 

「チームとしては、今回のパートナーシップにより小川電設工業様の技術者はじめ社員の皆さまのモチベーションを高められるよう、より一層結果にこだわり努力を重ねると同時に、両者の活動が生み出すシナジーに大きな期待を寄せています」

 

 また、小川電設工業代表取締役を務める小川誉弐氏も今回のパートナシップ締結に関し、以下のようにコメントを寄せている。

 

「人と技術の融和により、機器の性能を最大限に引き出し、高い精度を維持することで信頼性を確保する。弊社が日本の重要なエネルギーインフラを下支えするうえで常に要求される仕事を、2023年スーパーフォーミュラ開幕戦にてTGM Grand Prixが戦う姿のなかに、多くの共通点を見つけました」

 

「そして1000分の1秒を争う殺気立った雰囲気のなか、その一瞬のために戦う人たちの高い技術力と熱い気持ちに深い感銘を受けました。その情熱に力をいただき、弊社のさらなる発展に寄与してくれることを期待し、微力ながらTGM Grand Prixを応援いたします」

 

【2023スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿 ポールポジション獲得を喜ぶ大湯都史樹と池田和広代表(TGM Grand Prix)】