【SF】ブリュックバシェ、母国トルコの大地震を受け「惨状を訴え、支援に向けて声をあげていきたい」 | 北海熊の独り言

【SF】ブリュックバシェ、母国トルコの大地震を受け「惨状を訴え、支援に向けて声をあげていきたい」

2月6日、トルコ南部でマグニチュード7.8の地震が発生した。多くの被害を出したこの大地震を受け、スーパーフォーミュラに参戦するトルコ人ドライバーのジェム・ブリュックバシェが声明を発表した。

 

地震はトルコ南東部、シリアとの国境近くで発生した。多くの建物が倒壊し、当初は数千人と発表されていた死者数も、地震から約1ヵ月が経過した現在はトルコ・シリア合わせて5万人超が亡くなったことが判明している。

 

 今季からTGM Grand Prixのドライバーとしてスーパーフォーミュラに参戦するトルコ人ドライバーのジェム・ブリュックバシェも、母国で発生した災害に心を痛めている。彼は母国の惨状を伝えることで、支援・復興に向けて発信を続けていきたいと考えている。その思いに共鳴するように、ブリュックバシェがドライブする55号車のサイドポンツーンには、『#PrayForTurkiye(トルコに祈りを)』と書かれている。

 

 

ブリュックバシェはチームのSNSを通じて声明を発表。日本のモータースポーツファンに向けて次のようにコメントした。

 

「僕たちトルコ人は今、とても大変な時を過ごしています。先月2回にわたり非常に大きな地震に襲われた僕の国では、多くの民が命を失い、傷つき、また家を離れなければならない事態に追い込まれています」

 

「この災害は僕たちを深い悲しみの底に突き落としましたが、同時に、皆が団結することで生み出されるパワーを再確認し、生活のあらゆる場面でそのことを実感する機会にもなりました」

 

「そして僕にとっては、一世紀にわたり母国トルコと友好関係を育んできた歴史のあるこの日本で、現在のトルコの状況に目を向けてもらえることは、とても意味のあることです」

 

「今、トルコを長く離れていることはとても苦しくもありますが、僕はあらゆる機会にトルコの惨状を訴え、少しでもトルコが必要としている支援に対する認知がひろまるよう声をあげていきたいと思っています」

 

「今回、マシンのサイドポッドに”#PrayForTurkiye”と入れ、僕と気持ちを共有し、ともにメッセージの発信をしてくれたチームにとても感謝しています」