【SUPER GT】51歳ポール獲得まで、あと僅か…高木真一「おじさんでもこれくらいやらなきゃ」 | 北海熊の独り言

【SUPER GT】51歳ポール獲得まで、あと僅か…高木真一「おじさんでもこれくらいやらなきゃ」

スーパーGT開幕戦岡山でGT300クラス予選2番手タイムをマークした96号車K-tunes RC F GT3の高木真一。マシンとタイヤのマッチングが良く、「思った通りに動いてくれた」ことが好タイムの要因だと振り返った。

 

岡山国際サーキットで行なわれた2022スーパーGT開幕戦GT300クラスの予選では、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が新たなコースレコードを樹立する走りでポールポジションを獲得した。そのタイムとわずか0.082秒差で2番手に入ったのが、96号車K-tunes RC F GT3の高木真一だった。

 

 高木は今季、かつて長年に渡ってコンビを組み、共にタイトルも獲得した新田守男が所属するK-tunesに移籍。伝説的なコンビの再結成とあって開幕前から注目を集めていたが、開幕戦からインパクトのあるパフォーマンスを見せた。

 

 ここ最近は若手ドライバーとコンビを組むことが多かった高木は、自身がまずQ1を走ってフィードバックを行ない、若手にQ2を任せるというケースが多かった。しかし今季は再び“後輩”というポジションになったこともあり、マシンを熟知する新田にQ1を任せた。

 

「午前中の練習走行も、ニュータイヤは2セット共に新田さんが確認したという事もあるし、まずはちゃんとQ1を通ろうということで、新田さんにQ1を行ってもらいました」と語る高木。アタックのタイミングに関しては新田から「計測2周目の方が良い。

3周目でもいけるかもしれないけど、多分セクター3でダメになるだろう」というアドバイスを受けていたというが、その計測2周目にしっかりとアタックをまとめ、フロントロウを手にした形だ。

 

51歳と大ベテランの域に入っていながら、移籍初戦でポール争いを展開してみせた高木。しかし本人は「でも、今の若い子だってポンッて乗っていきなりタイム出すじゃない? 僕はおじさんだけど、それくらいはやらなきゃいけないのかなって(笑)」と、あっけらかんとしていた。

 

 また高木は、今回の予選2番手はここまでマシンを作り上げてきた新田やチームの頑張り、そしてコンディションにマッチするタイヤを持ち込んだダンロップのおかげだとコメント。「美味しいところに乗らせてもらった」と控え目に語った。

 

 そしてコンビ再結成後の初優勝を狙う決勝レースに関しては、「ロングランは一番速いチームよりは少し落ちるかもしれないけど、十分戦えると思っています」と語り、「何とかふたりで“通せんぼジジイ”をやって、表彰台に乗りたいです」とおどけていた。