ホンダとの契約延長でフェルスタッペン残留の可能性も高まったとヘルムート・マルコ | 北海熊の独り言

ホンダとの契約延長でフェルスタッペン残留の可能性も高まったとヘルムート・マルコ

レッドブル首脳のひとりであるモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは、2021年以降もマックス・フェルスタッペンがチームに残留する可能性が高まったと考えている。

 

2015年に17歳という若さでトロロッソからF1デビューを飾ったオランダ人ドライバーのフェルスタッペンは、以降数々のF1史上最年少記録を塗り替えてきた。

 

だが、メルセデス最強時代が続く中、エンジンパワーの面で差をつけられていたレッドブルに所属していたフェルスタッペンが優勝争いにからむチャンスは少なく、ましてやF1チャンピオン争いに加わることはできなかった。

 

そうした中、2020年までレッドブルとの契約を結んでいるフェルスタッペンがその契約を中途解除してメルセデスもしくはフェラーリに移籍するのではないかとのうわさもささやかれ続けていた。というのも、フェルスタッペンにとってF1史上最年少チャンピオンの記録を更新するには2020年が最後のチャンスとなるからだ。

 

だが、フェルスタッペンは結局2020年までレッドブルにとどまることが確定。来季はレッドブル・ホンダで初のF1ドライバーズタイトル獲得に挑戦することになる。

 

しかし、仮に2020年シーズンのレッドブル・ホンダの出足が悪ければ、フェルスタッペンは早い段階でフェラーリもしくはメルセデスと2021年の契約交渉を開始することになるだろうとも言われている。

 

だが、今季のF1第20戦ブラジルGPでF1キャリア初となるポール・トゥ・ウィンを達成したフェルスタッペンがレッドブル・ホンダへの期待感を強めたのは確かだろう。

 

そしてマルコは、ホンダが2021年にも自分たちにエンジン供給を継続することが確認されたことによって、2021年以降もフェルスタッペンをレッドブルに引き留められる可能性が高まった考えているようだ。

 

「ブラジルでは夕食を一緒にとったんだ。そのときの雰囲気はものすごくよかったと言っておこう」

 

「その時点では、我々はホンダが2021年も我々と一緒に続けるかどうかまだ分かっていなかったんだ」

 

母国オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』にそう語ったマルコは、今週末に行われる最終戦アブダビGP(12月1日決勝)後にまたフェルスタッペンと話をする機会を持つつもりだと示唆し、次のように付け加えた。

 

「アブダビが終わったらまた一緒にテーブルを囲むつもりだし、マックスを2021年以降もとどめておける可能性が高いと思っているよ。我々が彼をキープしたいと思っているのは秘密でも何でもないからね」