ベッテル、ハミルトンの侮辱発言を"擁護"「人間として当たり前の反応だ」 | 北海熊の独り言

ベッテル、ハミルトンの侮辱発言を"擁護"「人間として当たり前の反応だ」

ベッテルは、バーレーンGPでハミルトンがフェルスタッペンの過激なディフェンス行為に対し、強く非難したことを擁護した。

 

フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、バーレーンGPでルイス・ハミルトン(メルセデス)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の過激なディフェンス行為に対し、非難したことを擁護した。

 

 ハミルトンは、バーレーンGPの決勝レース序盤に接触したフェルスタッペンを表彰式前のドライバーズルームで”愚か者”と評し、その後の記者会見でもその行為について「敬意を欠いた行動」と言及した。

 

 そのことについて記者からハミルトンへの質問が行われている際、ベッテルはその話題に口を挟み、ハミルトンに対し"同情している"と述べた。

 

「(ハミルトンへ質問を行なった記者に)僕が答えても良いかな」

 

「それは公平な行為とは言えなかった。僕はルイスが何をしたのか知らないけど、僕たちは常にそういった状況にあった」

 

「僕たちは誰かとバトルをし、時にはホイール・トゥ・ホイールの戦いになる。接近戦では多くのアドレナリンが湧き上がる」

 

「サッカーと比べてみてほしい。もしその選手の口元に常にマイクあったとしたら、プレー中に言うことは全て良い言葉か、もしくは自分の非を責めるような言葉であるだろうか?」

 

「僕はこのようなくだらない質問をすることは正当なことではないと思うし、何の意味もないと思う」

 

 さらにベッテルはドライバーが強いプレッシャーを受けている中で、多くのことに感情的に反応してしまうのは当たり前のことだと語った。

 

「僕たちはただレースをしているだけだ。僕たちはアドレナリンに満ち溢れていて、その状態でそういった発言をしている」

 

「もし僕があなたの顔を殴ったとしたら、"セバスチャン、素晴らしいね"なんて言わないだろう」

 

「それが人間の反応だ。火のないところに煙を立てようとして僕たちにそういう質問をする時、時々僕はそれを作り話だと感じている」

 

 ハミルトンはTVキャスターに対し、「マシンから降りた後は、常に感情が爆発しているようだ」と述べ、表彰台前にフェルスタッペンを侮辱するコメントをしたことは、"本当に覚えていない"と語った。

 

「彼が常についてきて、僕にスペースを残さなかったので、接触してしまった」

 

「僕はマシンが壊れていないことを幸いに思い、レースを続けることができた」

 

「本当に難しい場面だった。僕は自分の選手権を考えていたし、もうすでに2レース失ったんだ」

 

「僕は2レースを終えた時点でトップから17ポイント差をつけられている。次のレースでは、フェラーリともっと良い戦いができることを願っている」