ハースF1、自社製の工作機械をライバルへ納入? 複数チームから興味
ハースのジーン・ハース代表は、複数のF1チームがハース製のオートメーション機器の購入に興味を持っていると明かした。
ハースはNASCARにおいて、スチュアート・ハース・レーシングの運営と並行し、ライバルチームに自社の工作機械を提供している。彼らはF1参戦を自社の工作機械ブランドをさらに促進するための手段として活用しようとしているようだ。
ハースのオーナー、ジーン・ハース氏は「我はNASCARで多くのことを行っており、多くのライバルチームもハース製のオートメーション機器を使用している」と語った。
「複数のF1チームに、我々から機器を調達するにはどうしたらいいかと尋ねられた。もし我々がF1にいなければ、おそらく起きなかったことだろう」
「F1という高いレベルの世界でも”ハース・オートメーション”が戦えるなら、我々が望んでいたような評判を得ることができる」
「マーケティングの面では、我々の顧客をレースに呼ぶことができる。これは本当にうまく機能するだろう。特にF1では、チームと関わりがない限り、ピットに入ることはほとんど不可能だからだ。我々は特別な顧客の多くを、トラックに連れて来たい」
「それは彼らを特別な気分にさせる。そして、彼らが我々に対して持つ認識を変えることにつながる」
「多くの興味が寄せられている。工作機械とレースの両面で人々との関わりを保ち、それらを統合するのは良いことだ」
ハースはNASCARとF1という2つの異なるシリーズにチームを持つことで、情報の”クロスオーバー”というメリットがあったと話した。
「我々はNASCARチームであり、F1もやっている」
「似たような技術が沢山ある。F1にも、NASCARの人々がどのように取り組んでいるのか、そのノウハウを知りたいと思っている人々は沢山いる」
「我々はストックカーとオープンホイール、それぞれのフィールドのトップカテゴリーにチームを持っているが、両チームがどのように進化していくか、我々が両シリーズから何を得ていくかが多くの注目を集めている」