北朝鮮が核開発を始めた頃から、現在の状況になることは高い確率で存在していた。悪事でもなんでも芽生えた時の扱いが大切だ
穏健な対応、強硬な対応、いずれの手綱裁きをするかで将来が大きく変わる
穏健派は、対話中心に親分的立場の中国に監視と制御を期待し、強硬派は核施設空爆であったはず
相手に理性があり、国際協調のバランスを理解するまともな国家であったならば、穏健的対応でも成果は出たかもしれない、しかし、あの時点で、北朝鮮を「ならず者国家」と認定出来た国がどこにあっただろう
アメリカでさえ、北朝鮮やリビアを、ならずもの国家と呼びはしていたが、カーター前大統領を派遣するなど、会話での解決を探っていた
大切なのは、北朝鮮の核開発が着手始めた時点で、北朝鮮がどういう国で、どのような対処すべきかをはっきりと言える国が必要だった。
その時、北朝鮮をならず者国家で、そのような国に人類最大の殺人兵器を持たせたらどういうことになるのか言えた国がいたはずである。
それは、日本と、古代から中華帝国に苦しめられた東南アジア諸国である。
そしてこと朝鮮に関しては、東南アジア諸国からは遠く、日本は隣接する位置であるから、朝鮮がどのような国であるか言えたのは実質日本だけであった。
北朝鮮に限らず、南北朝鮮、中国の特亜三国を、太古の昔から、残酷な侵略集団であり、世紀のならずもの国家と認識していたのは日本だけである。
しかし、先の大戦の敗戦により、日本の政治的立場と力は、単なる弱小国のそれと同じになり、アメリカ様には逆らえない状況になっていては、北朝鮮の危うさをいくら唱えようが効く耳持たなかったろう。
あの時点で国際社会が北朝鮮を世紀のならずもの国家と認識できたならば、少なくとも核兵器による現在の危機は防げた可能性が高い。
ここまで来たリスクは、この時点が終着点になることは、自然の摂理から言ってもまずあり得ない。
事が収まるには、必ず行き過ぎてからでないと収まらないのが自然の摂理である。
対峙する敵対勢力が交渉で解決に至る江戸城無血開城など、通常は選ばれることのない選択枝である。
韓国とのホットラインを断ち切り、中国の制御からも抜けようとする北朝鮮は、今後打てる選択枝をますます失っている
そして、残された道が1つしかなくなった時、人はその道を行くのが摂理であると以前の記事でも書いた
戦争に至るきっかけは、計画されたものより偶発的に起きる事件によってスタートが切られることが多い
ミサイル到来、難民到来、在日の不穏な動き、すべてのリスクを想定し、対処方法を考えて置くべきである。
日本解体民主党じゃないので、安倍さん、石破さん、頼んますよ。