総務省の家計調査によると、2024年の家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.3%と、1981年以来、43年ぶりの高水準となったことが報じられました。  

 

エンゲル係数とは、家計の消費支出にしめる食料費の比率(%)のことで、1858年の論文で発表したドイツの社会統計学者エンゲルの名にちなんで名づけられました。

 

食費は暮らしに欠かせない出費のため、この「エンゲル係数」が高いほど貧しい国とされています。

 

ということで、今の日本は他の主要先進国と比べ、貧しい国のトップという感じでしょうか。  

 

要因としては、身近な食べ物の高騰が考えられます。

 

消費者物価指数は、米類が前年より27.7%上昇、天候不順で育ちが悪くなり、私たちが普段食べる野菜や米が大きく値上がりしています。  

 

一方、賃上げは追い付いていないようで、厚生労働省が発表した速報値によりますと、去年1年間に物価変動の影響を差し引いた実質賃金は一昨年と比べて0.2%減り、3年連続でマイナスとなったそうです。

 

家計の見直しが求められますね。

 

保険ショップ店頭に「エンゲル係数43年ぶりの高水準」と表記して、来店誘導されては如何でしょうか。

 

#先進国トップのエンゲル係数