損保会社は保険期間1年の自動車保険、火災保険、傷害保険、新種保険等々が主商品のため、毎年「更改」で保険料が入ってきます。

 

昨年1年間の保険料収入を「実績」と称し、ここに増率を乗じたものが「予算」となり、予算消化に向かって営業部門は動きます。

 

「更改」時に他社に保険を切り替えられたら実績がなくなるので、その分をカバーする新規契約が必要となります。

 

自動車保険は事故がなければ保険料が毎年安くなりますので、安くなった分をカバーするために新規の自動車保険が必要となります。

 

今年度、この予算が幾つかの損保会社からなくなったという話を聞きました。

 

数字を追いかけた結果、ビックモーター事件や保険料カルテル問題が発生したので、数字は追わないということで、予算が消えたそうです。

 

数字のためなら何でもするというのが損保業界ですので、ビックリの事件です。

 

保険会社が業務品質の一つとして保険代理店に求める増収率もなくなるのでしょうね。

 

保険会社が保険代理店に求める業務品質は、お客様には関係ない内容が多すぎますよね。

 

28日前の早期更改なんて、単に保険会社が顧客の抱えこみをするための施策であって業務品質じゃないですよねと多くの代理店から言われます。

 

予算無くしてお客様本位に保険会社も変わるつもりなら、保険会社の勝手に作った業務品質ポイントも一新されては如何でしょうか。

 

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