プロ野球、楽天は、チーム内で選手によるハラスメント行為があった問題を受けて30日、講習会を開いて野球の現場でハラスメントに該当する事案の確認を行ったことが報じられました。

 

楽天では去年、安樂智大投手がロッカールームでチームメートの下着を脱がすなど複数の選手にハラスメント行為を行っていたことが明らかになり問題となりました。

球団は、再発防止策の1つとしてハラスメントに関する講習会を、関係者がそろうキャンプ前に1軍と2軍の沖縄のホテルをオンラインでつないで行い、監督や選手などおよそ170人が参加したそうです。

講習会は1時間余り行われ、講師は球団の顧問弁護士が務め、野球の現場でふだん何気ない行動の中に人格否定などのハラスメントがないかや、具体的な裁判の事例をあげてハラスメントに該当するかどうか選手に意見を求めながらハラスメントに当たる事案の確認をしたということです。

講習を受けた選手会長の田中和基選手は「自分たちが考えていたハラスメントの範囲と社会一般的な範囲が異なっているので、しっかり対応しなければいけないと感じた。これからの行動が見られると思う。全員で行動を見直して、本当に応援されるチームにしていきたい」と話していました。

 

更に、日本野球機構(NPB)は2月2日、楽天のハラスメント問題を受けて、全12球団対象のハラスメント講習会を開始したことも報じられました。

 

初日は宮崎市内で巨人の1、2軍選手とスタッフを対象に講習会を実施。

 

NPBの井原敦事務局長は「パワーハラスメントは身体的な攻撃、精神的な攻撃、人間関係の切り離し、過大要求、過小要求、プライベートに入り込む個の侵害、こういう6つのパターンがある」と定義した上で「例えば先輩が後輩の選手にロッカールームで長時間怒鳴り続ける、これはハラスメントになりますよ、ふざけてシャワーで熱いお湯を掛けるのも、これもハラスメントになりますよ、というような具体的なところも示した」と内容を明かしたそうです。

 

まだまだ「昭和」的な企業風土の会社もあるますが、特にプロ野球球団は上下関係が厳しそうなので、ハラスメントは根強いと思います。

 

パワハラ、セクハラ以外にも多くのハラスメントがあります。

 

まずは講習会からスタートすると良いかと思います。

 

結心会でのハラスメント対策チームを作りましたので、是非講習会の依頼をお願いします。

 

プロ野球キャンプインに合わせてハラスメント講習会を実施する取組が色々な企業にも浸透して欲しいですね。

 

#結心会ハラスメント対策チーム #キャンプイン #