今、Z世代とか言われていますが、昔「新人類」と称された世代があったことをご記憶の方はいらっしゃるでしょうか。
ほぼ死語となっている「新人類」が先日メディアで久しぶりに取り上げられていたので、懐かしく思い、ブログで取り上げてみたいと思います。
新人類をgoogleで検索すると、栗本慎一郎氏が作り出した造語で、1980年代当時の若者をそれ以前の時代とは違うということで命名されたものだと出てきます。
80年代の社会の中核だった戦前生まれからすると、伝統的な価値観に縛られない当時の20代は理解できず、新人類と称されることになったのです。
年代的には、戦後の1955〜1964年に生まれた世代のことで、常識を打ち破る革新的な人々を意味したとされています。
この世代が青春を送った1970年代~80年代のマーケティングでは、「マス(大衆)からスモールマス(個衆)の時代」が叫ばれていましたが、新人類はまさに「みんな同じ」ことより「(他人の言葉など耳を貸さずに)好きを極める」事に対して最大の価値を置いた世代であるとされています。
新人類は日本で使われた造語ですが、海外に目を向けると1955年生まれには、米アップルを創業したスティーブ・ジョブス氏、米マイクロソフトを立ち上げたビル・ゲイツ氏がいます。
で、この「かつての新人類」がみんな「還暦」を迎えたということで、久しぶりにメディアに登場しました。
ということは、多くの新人類は「孫」を持ち、三世代消費の柱となっている訳です。
とは言え、昔と違い、新人類の多くは定年延長もあり「まだまだ現役の一線で頑張っている」人も多いと思います。
こうした新人類が日本の消費をけん引しているのですが、当然、これまでのおじいちゃん、おばあちゃんとは異なるお金の使い方をしていると想定されます。
因みにネクタイ派手夫の知り合いで、孫の高校入学の祝いに「法人登記」をさせた人がいます。
高校生から起業させて色々なことにチャレンジさせたいとの思いで、孫を社長にして一緒に新しい事業を興そうとしています。
面白い入学祝のお金の使い方ですよね。
新人類がみんな還暦を迎えたことを記事にしたメディアでは、今後「ひとり消費」が消費を左右するのではないかと提言していました。
昔は集団で楽しんだキャンプも、最近は「ぼっちキャンプ」という「一人キャンプ」の方が主流になっていますよね。
集団で行って夜はキャンプファイヤーやって皆で歌を歌うなどという光景は今はないと思います。
集団で楽しんできたサービスやモノが、「常識を気にしない新人類」が三世代消費の柱になることでマーケットも大きく変わると考えます。
新人類が保険についてどう考えているかをリサーチして、ここに刺さるWEB広告とか出したら当たるかも?
2024年も明けたばかりですので、こうした妄想をしながら、取り組んでみては如何でしょうか。
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