損保の「手数料ポイントを考える会」が9月に開催したオープンセミナーの模様がダイヤモンド誌の保険ラボで報じられていました。

 

収保規模や増収率等々を反映して毎年保険会社が提示する「手数料ポイント」ですが、中身は結構不透明で保険代理店サイドからすると不信感が募るだけというものです。

 

手数料ポイントは、20~130と幅があって、同じ苦労をしてポイント100だと1000万円の手数料があるものが、ポイントによって200万円から1300万円と実に1100万円の差が生じるという摩訶不思議な中身になっています。

 

保険会社の恣意的な意向が入っている感があって、保険会社に毎日問い合わせの電話をしていた代理店は自立していないということで、手数料ポイントが100から、いきなり30に落とされたという話も耳にしたことがあります。

 

この代理店さんの扱い高は1億円くらいありましたので、手数料は1500万円くらいありましたが、いきなり3分の1以下になって、生活できないと言って廃業されました。

 

昔、某保険会社では隠語でMM代理店というのがあって、保険会社の資料にフラッグが立っていたそうです。

 

MMとは、モラルが低い、文句ばかり言う、問題あり代理店という頭文字をとった隠語で、MM代理店の手数料ポイントは恣意的に下げられていたそうです。

 

今回のオープンセミナーには、共産党の大門前議員も参加されて、公正取引委員会に優越的地位の濫用を認めさせること、金融庁にガイドラインのようなものを示してもらうことが必要と話されたそうです。

 

また複数の弁護士が登壇して意見を述べられたそうです。

 

委託契約書って2000年過ぎに一斉に委託契約書を新しくしたので捺印しなおしをしましたが、当時、保険会社社員でさえ、内容が大きく変えられたことを知らなかったと聞いています。

 

今後、「手数料ポイントを考える会」がどう動くのか、気にかけておきましょうね。

 

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