台風被害の保険金は | 保険のしくみ

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台風被害を補償する火災保険

 毎年必ずやってくる台風ですが、台風被害にあったら損害を補償してくれるのが火災保険です。台風による強風や突風を原因とする風災が生じた際には、どの火災保険でも補償されますが、水災の場合は補償されないので注意が必要です。水災の心配がある土地柄などであるなら、水災補償を確認しておくことも忘れないようにしましょう。


損害額が20万円を超えること

 風災による損害がでたといっても、雨どいが1ヶ所だけ壊れたとか屋根の一部が傷ついたなどのように軽い被害の場合には、保険金が支払われないことがあります。風災の場合、損害が20万円以上にならなければ保険金は支払われないのです。1ヶ所でも数カ所でも、金額にして20万円以上の損害に対して補償されるのです。この条件にあったものは、


損害保険金+臨時費用保険金の30%

 と計算されます。また水災を対象としている住宅総合保険の場合でも、以下のどれかに当てはまることが保険金支払いの条件の条件となっています。


1.建物あるいは家財の評価額(一般的には時価のこと)の30%以上の損害が生じたとき

2.床上浸水で、建物あるいは家財の評価額の15%以上30%未満の損害が生じたたとき

3.床上浸水で、建物あるいは家財の評価額の15%未満の損害が生じたとき


 最近では水災補償を充実させた新型の火災保険も登場しているので検討してみるとよいでしょう。