AKERUのムラさんです。

自転車事故のお話をさせてもらいます。


この頃、お客さまから「自転車保険ってある?」と聞かれます。テレビなどで交通ルールの改正や自転車事故による高額賠償の話題が多く取りざたされているからでしょうか。


全国的には、平成15年から平成25年の自転車関連事故の統計を見ると、事故件数は減少傾向にあるものの自転車 対 歩行者の事故は増加傾向にあります。

しかも、高額な損害賠償事例が多くなってきました。その例を挙げてみます。


賠償額 9521万円(神戸地裁:平成25年7月4日)

小学生が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、前方を歩行中の女性と衝突し、女性は頭を強打、意識不明の重体となった。


賠償額 9266万円(東京地裁:平成20年6月5日)

高校生が昼間、歩道から車道を斜め横断し、対向車線を自転車で進行してきた男性と衝突。

男性は重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。


賠償額 6779万円(東京地裁:平成15年9月30日)

男性が夕方、自転車で下り坂を片手運転でスピードを落とさず交差点に進入し、横断歩道を横断中の女性と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。


AKERUがある静岡県警本部のホームページに、交通企画課の「自転車事故発生状況」がありました。

なんと年齢層別死傷者数では、高校生が約4割、高齢者が約6割だそうです。ビックリ!!




(静岡県警HPより)



万一の時には、自転車保険に加入しておくのがよろしいでしょうが、やっぱり交通ルールを守ること、特に一時停止と左右の安全確認を十分しましょう。

きっと事故はもっと減ると思います。


新しい生活を始める方が多い時期です。交通事故にはくれぐれもお気をつけください。

保険の仕事をしながら、心から皆さんの安全を願っています。