私が子供の頃
ひな祭りには
「おいり」を食べていました。
あの、ポン菓子みたいな「ひなあられ」は
京都に来て初めて見たような気がします。
この「おいり」
どちらかというと
「雷おこし」に似た歯ごたえ。
昔、(私が子供の頃、昭和30年代)
冷蔵庫は、まだ
各家庭にあるというわけではなかった時代
残ったごはんは干して
干し飯(ほしいい)にしていました
それを、時間をかけてじっくり煎って
生姜の風味をつけた蜜で固めたものです
田舎から届いて
慌てておひな様を出しました
いつもギリギリになって
「うちは旧暦で」
とか言いながら
本棚を1ブロック無理矢理空けて
一緒に届いた
ふきのとう
ふきのとう味噌にしました。
これも春の味