「ウィズコロナ」への違和感 | まいたその英国好きなブログ

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UK大好き。今さら英会話を勉強中です。

“with”ということばには「一緒に」という直訳の印象が強くて、

最初に「ウィズコロナ」というキャッチフレーズを見て、コロナと一緒に過ごしていくということ?という違和感がまず最初に浮かんだ。

 コロナウィルスが人類の敵対物であることは間違いないので、“against”のほうが適切ではないのかとすら思う。

 

 まあ現状の日本の対応は、経済活動優先で自粛活動はあくまで要請、補償はしませんという状況なので、「いやいやwith」ということばがしっくりきそうだけど。

 

 一番心配しているのは、来年東京オリンピックを開催するとして、この「ウィズコロナ」ということばに対して、ネイティブの人たちは違和感を抱かないのだろうか?という不安だ。

 コロナとウィズしていこうって国ってちょっとヤバくない?とか、そこかしこにコロナウィルスいそうだよね・・・とか。

 

 「コロナとともに」などと日本語訳して表現しているメディアもあるけれど、ことば使いに真剣になった方がいいのではないだろうか。

 私としては、「コロナに向き合って」という表現が一番しっくりくるのではないかと思っている。

 「向き合って」の英語表現として上がってくるのは“face to face”などのようなんだけど、やっぱりしっくりこない。

 出来れば、「困難に立ち向かう」っていうニュアンスが伝わるものがあればいいのだけど。

 

 結局は「ウィズコロナ」を使うくらいだったら普通に日本語で、「コロナに立ち向かう」と意思表示してほしい、と思っている。