いま私は六十七歳なのですが、長く生きていると嫌なことも腹立たしいこともたくさん経験します。
それこそ百や二百を超えると思いますが、「あのとき、こうしておけばよかった……」「失敗だった……」と後悔したところで先に進めませんのでね。 
スパッと気持ちを切り替えることが大切です。

さて、『刮目相待』です。私見を交えて簡単に記します。
「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉があります。
「懸命に努力している人は、たった三日会わないだけでも見違えるほど成長しているもの。人は三日もあれば成長できるのだから、次に会ったときは今までと違った目で注意深く見る必要がある」といった意味合いですが、自らを鼓舞するためにも戒めるためにも打って付けで、座右の銘にしているぐらい好きな言葉です。

下記のような場面、似たようなシーンに出くわしたことはありませんか?

○女性二人の会話
「Aさん?Aさんですか?人違いじゃ……ないですよね」

「こんにちはBさん。4日前でしたね、Bさんとお会いしたのは」

「Aさん雰囲気が……話し方まで……」

○師弟の会話
「おっ!回し蹴りがサマになってきたね。軸足がブレなくなった。君に回し蹴りを教えてから何日も経ってない……驚いたよ」

「ありがとうございます!足がブレなくなるまで何回も何回も、繰り返し練習しました」

○高校生二人の会話
「えーっ!おまえ数学のテスト100点じゃないか!どうしちゃったんだよ」

「1週間もあったんだからさ。必死にやればできるよ」

こちらのケースはどうでしょう。

○同窓会の会話
「高校の化学の先生になったって本当かよ?みんなびっくりしてるぞ」

「本当だよ。いま○○高校で教えてるんだ」

「あんなに勉強嫌いだったのに……いやぁ分からないもんだな」

「あれから何年経ったと思ってるんだよ。6年だぞ。いつまでも昔のオレじゃないって」