
八大凶殺の方位のひとつ『 定位対冲 』(じょういたいちゅう)。これの見方は簡単ですが、見逃しがちなので注意が必要です。
本来の星の定位置があります。例えば一白水星は北に位置しますが、この一白が真逆の南に位置しているときが『 定位対冲 』になります。
同様、西に位置する七赤金星が、真逆の東にある時、南西に位置する二黒土星が北東にある時などです。
ですが『 定位対冲 』は全く関係ないという流派もあって、私の学んだ流派では『 北と南 』の逆位置だけを気をつけるようにとなっています。
つまり九紫火星が北に位置した時と、一白水星が南に位置した時です。
一白水星には隠す、表沙汰にしないという意味があります。これに対しては、九紫火星には、積極的に表にでいく、広がる、有名になるというエネルギーが働いていますので、『 定位対冲 』の場合、隠しておいたほうがいいことが知られてしまい、一大事になったりします。
逆に南に一白が回る時は、本来は積極的に表現しなければならない物事に、一白の隠す作用が働いてしまうので、やろうと思っていたことに邪魔が入り潰されたりします。勝負時で、出ていかなければならないのに、出ていけない、そんな状態が起こります。
北と南の『 定位対冲 』だけ注意してください。