ホステスを20年間してきた私が、37歳の時にハワイへ留学するまでの話を書いています。
前回のお話に書かせていただいた、拓巳くん。
数日前、探しものをしていたら、キャビネットから大量の手紙とカードが入ったケースが出てきました。何故だか私は、幼い頃から書く事が大好きで(日記でも手紙でも)、いつのまにか文通をしていたりすることが多く。その手紙や頂いた誕生ガードをすべて取っておいています。
そしてその中から、拓巳くんからもらった沢山の手紙を発見しました。ちょっとだけ遠くに住んでいた彼は、よく手紙を郵送してきてくれたんですね。
熱心に手紙やカードをくれるので、数回だけ返事を書いた記憶はありましたが、内容までは覚えていなかった。でも彼からの手紙を読んでいたら、私のどこが好きなのか不思議だよ....と返事をしたことがわかり、それに対しての返信などもありました。
こんなにも私の行動や言葉、一語一語にトキメいてくれてたんだなと思うような事が、ズラズラと書いてあり、今更ですが、こんなにも自分に興味を持ってくれた人がいたということが素直に嬉しいです。
そしてふと思ったのが、最近になり彼を思い出す機会が多々あったこと、これも必然なんだな〜と(彼が亡くなってから初めてです)
すぐに拓巳くんの仲間の奥さんに連絡を取り尋ねると、やはり命日は数日後でした。
彼に『 元気そうだね、よかった♪ 』そう言われているような気がするので、拓巳くんの友達家族と旦那と娘で、近いうちお墓参りに行こうと思っています。私の家族を紹介しに。
手紙の一部
男と女が友情を育んだり、またそれを保ったりすることは、いつもとても難しい。でも僕はほうじ茶ちゃんとは、どんな風にでもいいから(今はまだぎこちないけど)、ずーーと付き合っていきたい...ほうじ茶ちゃんはそんな人です。
なぜなら、これから先ほうじ茶ちゃんがどんな女性になるか僕はすごく楽しみだし、また、その時にお互いいどんな話をしてるんだろうなんて思うんだよね。そんな風に思える女性なんだよね、ほうじ茶ちゃんは....
例え僕が、これから先にほうじ茶ちゃん以外の誰かと結婚したとする。そしたら僕はカミさんにほうじ茶ちゃんを『 友達のほうじ茶ちゃんなんだ 』って紹介するだろうな。そーゆーのをほうじ茶ちゃんが嫌なら仕方ないけど。
とにかく僕は、ほうじ茶ちゃんの事をすごく大事に思ってます。スゴク、スゴク、スゴク。
今となっては、成熟した同士で語りあうこも出来ないけど、大切な想い出の一つだな〜と思います。
アメリカ横断から戻った私は、また夜行性のホステスに戻り、お客様と語らう日を過ごしていました。
そして次に起こした行動は、大検。今すぐお金を稼ぎたいとの理由で、高校3年生の秋に中退し、そのまま夜の世界へ来た私。アメリカから戻り、何故だか、のちに高校卒業の学歴が必要になることがあるかもしれないと思い、すぐに通っていた学校へ行き、成績表をもらいました。
秋までいたこともあり、足りたない単位はごくわずか。2教科だけパスすれば大丈夫でしたが....それは大嫌いな理数系(本当に嫌い)
でも逃げれないので挑むしかないと、参考書を購入し勉強を初めました。
続く