マウスコンピュータ LB-M115ST-BK
マウスコンピュータ LB-M115ST-BK です。「STAY HOME」で折角の長時間在宅なので、いつもは出来ない事をしてみようと思いました。そこで、暫らく放置していた「ネットブック」(←今は存在しない種のPCです。)の登場です。今回のネタは興味が無い人には全く「箸にも棒にも引っ掛からない」内容ですが・・・。かれこれ、ひと昔前となる話です。近所のイオンでこのPCを見かけました。家族が「手軽なPCが欲しい」と言っていたので、これを買いました。値段は19,800円だったと記憶しています。今はPCで5万円以下なんて殆ど無いんじゃないでしょうか。(あ、ドンキのPCは安いですね。)あの頃は、電話回線契約のオマケでこの種のPCが100円で手に入れられた、と言う「アンバランス」な時代でした。もっとも、買った後で値段なりの性能に愕然として、家族の誰もが使わずに放置されていましたが。そして数年前、Windows7のPC向けにWindows10 への無償アップグレード期間が設けられました。表向きはWindows7の全てが対象かのように見えて、実はハードウェアの仕様が限定されていたキャンペーンでした。当然、この手のPCは低規格なので対象外・・・。ですが、意地になってこのPCにWindows10を入れました。PCの性能が低いので、ダウンロードはひたすら時間が掛かりました。しかも、何回も何回も繰り返して、数日に渡っての作業となりました。が、その時は達成感もあって暫らくの間はこのPCを使っていました。とは言っても、所詮「格安規格」のPCなので限界があります。 またすぐに飽きてしまい、それから再び放置期間へ突入です。そしてこの「STAY HOME」月間の到来です。このPCの蘇生に再チャレンジする事に決めましたが、書き出すと長くなるので以下に箇条書きです。・ DDR3メモリの差替え。CPUがAtom-N455という超低規格品です。ですが、付属の1GBメモリを2GBへ差替える事までは何とか対応出来ました。冒険で4GBメモリも調達しましたが、残念ながら差替えたらPCが動かなくなりました。メモリ2枚購入で5,000円也。・ Windows10の64ビット化。Windows10へのアップグレードをトライした時は32ビット版しか選択肢が有りませんでした。ですが、調べてみると64ビット版へのアップグレードは今でも可能との事。このPCにはCD-ROMが無いので、USBメモリへのダウンロードを使いアップグレードに成功!。気分的な差かもしれませんが、動きが少し滑らかになったかも?。PC購入時のWindows7(Starter版)→ Windows10(32ビット版)→ Windows10(64ビット版)は全て無料で出来ました。・ SSDへの交換。ハードディスクよりSSDの方が処理速度が圧倒的に速いとの事で、ヤフーでサムスンの250GBのSSDを調達。乗せ換え手順はマニュアルの手順通りに進めて、問題無く完了。ちなみに、価格は6,000円くらいでした。・ WPSオフィス。マイクロソフトストアから無料でダウンロード出来ました。ワード、エクセル、パワーポイントなどに対応出来ますが、メニュー表示は英語なのが少し残念。しかしこれが無料だなんて、外国ではOfficeに高いお金を払う人は居ないんでしょうね。・ BitDefenderウィルス対策ソフト。ソースネクストのゼロシリーズと同系統のソフトのようですが、無料版がある事が判明してダウンロード。こちらもメニューが英語ですが、設定機能が極端に少ないのでソフトに全て「お任せ」で問題無し。・ VIVALDIブラウザ。OPERA(←携帯電話で使った事があるような?)やCHROMEとお友達のソフトだそうです。IEやFirefoxに似て好みに応じた細かな設定が出来るのに「動きがとても軽い」のが長所です。もちろん、無料ダウンロードです。・ 処理速度のアップを少しでも出来ればと・・・。CPUのチューニング?が出来るとの事で「SetFSB」と言う無料ソフトをダウンロード。Windowsを起動する度に目標値を勝手に設定して貰えるように出来ます。ただし、そのためにはWindowsのタスクスケジュール機能にタスクの追加が必要です。 その、前準備として・・。調整対象の「クロックジェネレーター」の規格番号?(Atom-N455の場合、RTM876-660)を調べる必要が有ったり・・・実行ファイル名の後ろに「引数」という調整用コマンド記述が必要だと後から気づいたり・・・実行権限者を自分ではなく「SYSYTEM」に変更する必要があったり・・・BitDefenderの除外ファイルに入れておかないと、再起動で実行ファイルが消えてしまったり・・・その他諸々、着地点到達までに何日も要してしまいました。・ 不注意で、PCの外枠の角を破損。100均でスマホカバーを買って来て、切り取ってコーナー部分に貼り付けました。市松模様がポイントです。以上、「STAY HOME」中に延べ2週間弱に渡って楽しませて頂きました。この期間の費用は1万円強!。そして、その成果としてほぼ実用可能な状態のPCに仕上がりました。一例として、ブラウザ起動後に「ブックマーク」からヤフーのトップページを選んで開くと、4~5秒で表示されます。「ネットブック」というPCジャンルの『酷さ』をご存知の方なら、改善度合いがお分かり頂けると思います。いやぁ~、有意義な「STAY HOME」でした。