周りは解決したかと思っている

我慢して向き合い、なんとかもがいてやり過ごしたから


でも本当は終わってなかった

通り抜けたあと

傷口がふさぎかけてはまた開き、それを繰り返している

永遠に抜けられない地獄から出てはいなかった

それを抜け出すためにはもっと光に向かわなければいけなかった


他の人にはわからない

闇と孤独と痛み

ただ欲しかったものは眩しすぎて僕には掴めなかった


光の道を示してあげたい

僕自身も見つけられていないけれど

偽りでもあの子に、どうしようもない地獄から逃げて欲しいから

立ち向かわなくてもいい、立ち向かっても抜け出せない

だから逃げてもいいと言って抱きしめてあげたい

あの日のあの子は、きっとそれを望んでいたから


そんなに罪を犯したのだろうか

居場所を時を思い出すことも恐ろしくなるほどの罰を受ける

罪を犯したのなら教えて欲しい


なぜあの子は毎日泣いている

行く場所がなくふりかえっても逃げられない

苦しみを言葉にもできない

言葉にしても拒まれた


皮が剥がれ目も見えなくなっていった

あの時あの子は何度も殺されていた