ご高覧賜り恐悦
こちら、都内でフルタイムで働きつつ
小学校6年生のラブリーな男子を育てる
アラフォーワーママのブログです。
お仕事人生が停滞してて辛いので、
とりあえず美容頑張ります。
今、ネット界隈は
前提の確認
なぜ、「コロンブス」が今「微妙」なのか
〜史観は必ず対立する〜
まず、論争の前提となる
知識の話をさらっておきたい。
今、
コロンブスを
諸手を上げて賞賛するのとは
「微妙」である。
一昔前のように無邪気に
「アメリカ大陸を発見した
偉大な冒険者。
『コロンブス的発想』の体現者
」
と褒め称えることはできないのだ。
なぜなら、
「コロンブスは偉人」というのは
「白人側からの史観」
で見た場合の話であり、
コロンブス及び白人社会に
蹂躙された被侵略者側から見たら
コロンブスは
「悪逆非道の侵略者」
であるからだ。
エグいてマジで😨
例えてみようか？
伊藤博文が日本人にとっては
「立派な初代総理大臣」であるが、
韓国人にとっては
「憎むべき侵略者」であるのと
同じことだ。
伊藤博文は
韓国人・安重根の凶刃にかかり
暗殺されたが
今でも韓国では暗殺の日は
国民により祝われている。
安重根は韓国人にとっては
国のために戦った「義士」であり
ヒーローだ。
日本の
初代総理大臣が
殺された日が
祝われている
のである。
このように、
史観は至るところで食い違い、
対立している。
日本人は自らの史観を捨てて
諸外国の史観に寄り添い
「合わせる」ことで
和平を成そうと企図する傾向が
非常に強いが、
いかんせん、
「国家」や「民族」がなくならない限り
こうした対立や見解の相違は
なくならない。
日本だけでなく
どこの国に関しても。
そして蛇足ながら付け足すと
自ら史観を放棄することは
自らの世界観の放棄であり
思想的敗北である。
なぜミセスは
「コロンブス」を
褒め称えることを選んだのか
〜白人世界礼賛の歌〜
さて。
上記の前提を踏まえると
ミセスの今回の楽曲及びMVにおける
「コロンブス」の扱いは
大変微妙であるというか
微妙を通り越して
「えぇーーーーー？
」である。
なんていうか、古い。
非常に「古い」のである。
一昔前のそれ、なんである。
なぜミセスは
そんなことをしたのだろうか。
ミセスは、
昨今のコロンブスを取り巻く
歴史的評価の変遷を
何も知らなかったのだろうか？
史観の対立というものを
全く知らなかったのだろうか？
否、
とわたしは思っている。
ミセスは今回のMVにおいて
「歴史上の偉人が一緒に旅をする」
おもしろ可笑しい動画を作ろうと
したのだという。
しかし
その「歴史上の偉人」の
ラインナップを見てみよう。
・コロンブス
・ナポレオン
・ベートーヴェン
……お分かりだろうか？
白人しかいない。
見事に白人しかいないのである。
白人世界の「偉人」しかいないのだ。
そこに、
一人のアジア人も
一人のアラブ人も
一人のアフリカ人も
含まれてはいないのだ。
これは、偶然だろうか？
意図的である、
とわたしは考えている。
ここで言う「歴史」とは
白人の歴史であり
西洋世界の歴史である。
そこにおいては
アジア人の歴史も
アラブ人の歴史も
アフリカ人の歴史も
一切無視されている。
楽曲「コロンブス」の歌詞の中には
海水の中のタンパク質のカケラから
生まれた人類が
進化し文明を発展させていく道程を
彷彿とさせるような部分がある。
しかし、
MVのあの西洋偏重により
その壮大な「人類の歴史」ですら
白人の歴史だけを示すものと
成り果ててしまう、
そういう造りになっている。
ミセスは敢えて
この楽曲全体とMVを
超白人世界偏重にして
「白人世界礼賛モノ」に
仕上げている。
なぜか？
これが、
日本コカ・コーラ社とのタイアップ
だったから、
に他ならない。
※道を歩いていて、たまたますれ違った相手にいきなり言わないようなことは、ここのコメント欄にも書かないでくださいね